心の旅紀行

人の生き方を追及していると自然に世界に通用する法が見つかります。kiko

ICBM(大陸間弾道弾)をイージス艦で迎撃初成功が意味すること

2020年11月18日 | 世界
アメリカと日本が共同開発したイージス艦搭載迎撃システムが大陸間弾道弾撃墜に初成功したとのニュースが流れました。やっと初成功ですから、100%の成功確率で撃墜できる訳ではありません。複数発同時に発射された場合とか、真上から突っ込んでくるICBMを撃墜できる確率は低いでしょう。近年はICBMではなく、超高速長距離巡航ミサイルの時代と言われています。撃墜は非常にむずかしいと思います。

戦争してはいけない時代に入ったことは明白です。有能な技術者が戦争のための攻撃防御技術の開発に命を燃やしているなんて愚かなことです。戦争と無関係な民生技術の開発に懸命になった方が賢明です。

どこかの国が恐るべき攻撃技術の開発に成功しても知らん顔している国になった方が安全です。軍事力大国が軍事力なき国を攻撃することはできません。軍事力大国が軍事力なき国を軍事力で支配することは現代では通用しません。このことは軍事力だんとつトップのアメリカがどうなるか観察することでわかります。すでに国内では貧困層が拡大し、差別がひどく、社会の混乱度は深まる一方です。国連、あるいは世界は厳しい目でアメリカを見ています。世界でアメリカは浮き上がりつつあります。

日本が心配すべきはアメリカの衰退です。アメリカは永遠に繁栄すると思って付き合っているとアメリカと一緒に没落する日本を見ることになります。現に日本は貧困層が拡大中です。憲法の戦争放棄条項を捨てるなんて復古です。後進です。後進してどうして日本の人々が幸福になるでしょうか。人々は、自民党や40%弱の自民党支持者を無視して、自由に、人々が生きるのに必要な事業・仕事に注力し、自民党やその支持者を浮き上がらせるといいと思います。50%以上の無党派は団結して主体的に民主主義社会をつくりましょう。

(注)軍事力もない、経済力もないということになると、軍事力強大国は威張って来ます。技術開発と生産は自由と独立を維持するのに必要と思います。日本は軍事力で頑張っていますが、決してアメリカに追いつきません。一方、1990年以降、急速に技術開力と生産力が低下しました。これでは日本はアメリカに操られます。
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中国は交流外交に注力している

2020年11月18日 | 世界
アメリカ・ヨーロッパ対中国・ロシアの対立が続いていますが、軍事的対立では中国は不利と感じているようです。軍事力強化は続けているが、アメリカと戦争する決断はできません。戦争は大損です、その上、戦争すると政治機能が麻痺し、内部分裂が表面化し、現体制が崩壊する恐れが大きいからです。

そこで比較的中立の国々、新興3か国(インド、ブラジル、南アフリカ)、開発途上国などと積極的に交流外交を展開するようになっています。最近東アジア15か国が合意署名した自由貿易協定(RCEP)では中国が主導権を握ると予測されています。日本、韓国など経済力が発達した国が参加しており、中国の交流外交は成功する確率が高いと思います。

問題は中国の国土国威拡大主義と専制政治です。中国の交流外交の障害になっています。世界は民主化の動きです。先進的民主主義国は中国と経済交流しながらも経済制裁して中国を牽制します。新興3か国も開発途上国も、今は経済重視で中国との交流を歓迎しますが、経済水準が上がると中国の国土国威拡大主義を問題にするでしょう。

日本は、中国の国土国威拡大主義や専制政治を、アメリカの軍事力を利用して牽制しています。一方で、中国の交流外交を受け入れています。もし中国の国土国威拡大主義や専制政治が改善され、日本が不安を感じない状態になると、アメリカの軍事力の利用価値は下がります。

しかし中国の交流外交はアメリカとの対立を問題にした対策であり一時的なものかもしれません。中国の共産党一党独裁は東アジアの不安要因です。アメリカが東アジアで軍事的活動を続ける原因になっています。このことが中国には理解できていません。
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