現在40か国ぐらいからなるアメリカ新同盟がロシアに勝てば、勝てば官軍で、プーチンロシア大統領を逮捕し、裁き、罰を加えることができるが、勝負がつかず、停戦が成立し、安定化すると、プーチンは逮捕されません。
ウクライナ、ポーランド、リトアニアの3国が、特別法廷を設け、ウクライナ侵攻中のロシア軍人の戦争犯罪を調査しているとの情報が流れましたが、ウクライナがロシアに勝てば、戦後、この特別法廷が戦争犯罪を裁くことができるでしょう。
国際刑事裁判所が戦争犯罪を調査していますが、ロシアが負け、戦勝国が裁判を国際刑事裁判所に託した場合でも、ロシアが国の主権、国連安保理常任理事国の特権などを主張し、裁判に非協力なら裁判は行われないのではないでしょうか。
ところで新同盟が世界警察だったら戦争はしません。警察官からも民間人からも死者を出さないように工夫努力しながらロシアのウクライナ侵攻を防ぎ、プーチン大統領を逮捕し、裁き、罰を加えます。
現在のロシアのウクライナ戦争は暴力団の縄張り争いのようです。非人間的な戦争になっています。ウクライナ対ロシア、あるいはアメリカ新同盟対ロシアの単なる勝負になっています。ロシアはもちろん、ウクライナ、アメリカなども国連憲章の精神がまったくわかっていません。戦争する主権がある国と国が戦争しており、いわゆる戦争のルールを守ればロシアのウクライナ戦争は合法であると思っています。時代遅れの考えだと思います。民間人虐殺などの非人間的行為をやらなくても、戦争で国土拡大すること自体が犯罪だと思います。これが国連、あるいは世界の常識です。
世界の人々は、戦争による国土拡大が犯罪か、単なる国と国の間の戦争かよく考えるべきです。もし犯罪と思うならば、犯罪国の戦争をとめ、その首謀者を逮捕し、裁き、罰を加える世界司法について真剣に考えるべきです。
暫定的に国連総会の決議に基づき、国連安保理の反対があっても無視し、世界から有志・有志国を募り、世界から資金を集め、大規模な特別司法組織を設け、ロシアのウクライナ戦争事件を処理するようにすれば、この特別司法組織はプーチン大統領を逮捕し、裁き、罰することができるでしょう。今年11月のインドネシアで開催されるG20にプーチン大統領が出席するそうですが、こんな不可解なことがおこるのはアメリカ新同盟が世界警察ではないからです。国連の大規模特別司法組織が設けられたらプーチン大統領は逮捕を恐れてロシアから出てこないでしょう。