NATOもロシアも第三次世界大戦が本格化することを恐れています。ロシアの犯罪は明確ですが、NATOは本格的にウクライナを軍事的支援していません。ロシアもNATOの動きを読み、ウクライナ全土のロシア化を中止し、南部と東部をロシア化するだけで停戦協議に入りたいと思っているようです。
ウクライナはクリミア半島も取り返すと言って、NATOの軍事的支援の強化を望んでいますが、どうもNATOはそこまで軍事的支援を行わないのではないでしょうか。
スウェーデンとフィンランドがNATOに加盟する、ウクライナとモルドバがEUに入るなどの情報が流れています。NATO、あるいはEUは拡大の可能性が出ています。ロシアと妥協可能な条件はある程度できました。NATO、あるいはアメリカ、EUは、ロシアがウクライナの南部と東部をロシア化することを容認し、ウクライナに停戦協定に応じることを求めるのではないでしょうか。
ウクライナとしては何のための防衛戦争だったのかと怒りを覚えると思いますが、自力で防衛戦争を継続できない以上、防衛戦争の継続に希望がありません。NATO、あるいはアメリカ、EUの要望に従うしかないでしょう。
これでロシアは安泰かと思うと、そうではないと思います。第三次世界大戦本格化を避けつつ、NATO、あるいはアメリカ、EUはロシアしめつけを鮮明にし、プーチンロシア大統領の失脚を画策します。プーチン大統領失脚後にウクライナの復権を実行する計画でしょう。戦争による国土拡大阻止は、長期戦になってもNATO、あるいはアメリカ、EUが譲れない外交方針でしょう。ロシアの低迷は、新興国仲間の結束をはかるも、避けられないのではないでしょうか。ロシアは犯罪国と世界から批判されている状態で元気を出せるロシア人はいないでしょう。