心の旅紀行

人の生き方を追及していると自然に世界に通用する法が見つかります。kiko

ウクライナの戦争主導権は弱くなりつつある

2022年06月29日 | 世界

NATOもロシアも第三次世界大戦が本格化することを恐れています。ロシアの犯罪は明確ですが、NATOは本格的にウクライナを軍事的支援していません。ロシアもNATOの動きを読み、ウクライナ全土のロシア化を中止し、南部と東部をロシア化するだけで停戦協議に入りたいと思っているようです。

ウクライナはクリミア半島も取り返すと言って、NATOの軍事的支援の強化を望んでいますが、どうもNATOはそこまで軍事的支援を行わないのではないでしょうか。

スウェーデンとフィンランドがNATOに加盟する、ウクライナとモルドバがEUに入るなどの情報が流れています。NATO、あるいはEUは拡大の可能性が出ています。ロシアと妥協可能な条件はある程度できました。NATO、あるいはアメリカ、EUは、ロシアがウクライナの南部と東部をロシア化することを容認し、ウクライナに停戦協定に応じることを求めるのではないでしょうか。

ウクライナとしては何のための防衛戦争だったのかと怒りを覚えると思いますが、自力で防衛戦争を継続できない以上、防衛戦争の継続に希望がありません。NATO、あるいはアメリカ、EUの要望に従うしかないでしょう。

これでロシアは安泰かと思うと、そうではないと思います。第三次世界大戦本格化を避けつつ、NATO、あるいはアメリカ、EUはロシアしめつけを鮮明にし、プーチンロシア大統領の失脚を画策します。プーチン大統領失脚後にウクライナの復権を実行する計画でしょう。戦争による国土拡大阻止は、長期戦になってもNATO、あるいはアメリカ、EUが譲れない外交方針でしょう。ロシアの低迷は、新興国仲間の結束をはかるも、避けられないのではないでしょうか。ロシアは犯罪国と世界から批判されている状態で元気を出せるロシア人はいないでしょう。

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防衛戦争を肯定する人で戦場の悲惨さを想像できる人は少ない

2022年06月28日 | 世界

日本は敗戦後77年がたち、戦場経験者がいなくなりました。現在政治を論じている政治家は戦場知らずです。戦場を想像もせず、気楽に戦争を論じています。ロシアのウクライナ戦争のニュースを聞いているが、勝負に注目して、戦場を想像する人はいないと思います。町で爆発が起こった映像、戦没した人の写真、負傷して運ばれる人、病院にいる人、破壊した町の写真は見るが、戦場で人々の心の中がどうなっているか見る人はいないでしょう。

外国に侵略されると思う恐怖と実際に戦場にいる恐怖は全然違い、戦場における恐怖は絶望的です。死ぬと感じる恐怖です。

ウクライナは、ロシアの侵攻を予測し、それなりの防衛策を講じてきましたが、国境を破られ、かなり深くまで侵攻を受けています。北部前線は押し戻したが、南部、東部は侵略され、ウクライナの戦力は大幅に低下している様子です。市民は逃げるか、ロシア支配下に入っています。ウクライナ軍の降参事例が増えてきました。ウクライナ軍人は毎日100人の単位で戦死していると報告されています。

今後NATO諸国から重火器が支援され、年内にはロシア軍は国境の向こう側に押し戻されるとの予測もありますが、肝心のウクライナの防衛意欲がどの程度持続しているかわかりません。NATOは戦争が第三次世界大戦に拡大することを恐れ、直接戦争に参加しないと言われています。防衛戦争はウクライナにとって過酷すぎたのでないでしょうか。日本の人々には戦場にいるウクライナ軍人や市民の悲鳴が聞こえていないと思います。

ロシアの戦争による国土拡大は犯罪であることは明白ですが、ロシアを裁く国連司法、あるいは世界司法がありません。ロシアは勝てば罰されないとたかをくくって戦争をやめません。

いかにNATOが、ロシアを制裁する、ウクライナを支援すると言っても、現実はウクライナが戦場となり、ウクライナから絶望的な悲鳴が聞こえてきます。

防衛を考えることはいいが、いったん国境を破られ、自国が戦場になったらどうなるかを想像し、不利な条件でも停戦することが、国民の命と資産を守ることになることをロシアのウクライナ戦争は教えていると思います。

何度も書きますが、第二次世界大戦が始まったとき弱小国がとった降伏による防衛戦争回避は、国民の命と資産を守るのに有効でした。

ところでロシアは今後勝てない戦いを反ロシアの人々や国々と続けることになります。ロシアの疲弊、敗北が起こります。新興国仲間の中でもロシアは利用されても信用されることはないと思います。

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イランもBRICSに接近

2022年06月28日 | 世界

中国が新興国の中心となってG7(先進国仲間)に対抗して新興国仲間を形成していると思いますが、アルゼンチンに続いてイランが新興国仲間に入り、いよいよ先進国仲間と新興国仲間の競争が鮮明になってきました。

分断の世界と呼んでいいと思います。資源分配の調整という形で変化が生じ、先進国はかなりの悪影響を受けるのではないかと予測します。先進国から見れば悪影響ですが、新興国から見れば当然のことでしょう。

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戦争をなくす方法

2022年06月28日 | 世界

かつて第二次世界大戦で日本はアメリカと戦争することを決断し、負けて、戦後77年もたったのに現在もアメリカに服属する屈辱を味わっています。

戦前の日本人は、アメリカがその力で外国を抑圧しているのに日本が大陸に進出すると妨害すると立腹し、もう我慢がならないとアメリカに戦争を挑み、停戦会議の機会を見出しえないまま、原爆を2発もくらう悲惨な状態に陥り、天皇およびその周辺が主導して降参してでも戦争を終えるとの考えを実行に移し、一部の有識有能な軍人の協力をとりつけ、降参終戦に成功しました。

しかし降参したという弱みは消えず、今日に至っても日本はアメリカの属国の地位から脱出できません。日本の敗北という傷口は今も膿み続けています。

それでは当時短気をおこさず、アメリカの横暴に耐え、アメリカに勝つ長期戦を企画し、短期戦に訴えることを避けたら現代の日本はどうなっていたでしょうか。厳しい忍耐を強いられますが、敗北という傷口が膿み続けることは避けることができたでしょう。アメリカと静かな戦いを続けることで日本の国力は上がり、一方、強大をおごるアメリカは、ほころびが目立つようになり、自滅するという運命になったでしょう。

それでは現代日本はこの歴史の教訓を外交に活かしているでしょうか。活かしていないと思います。

国連安保理常任理事国になりたい、防衛力・アメリカとの同盟を強化したい、原子力を戦争に応用できるようにしたい、・・・。一方で政府は赤字、人々は貧困層拡大です。今日本が強敵と認識する中国に対する思慮深い長期戦を企画実行しているとまったく感じません。

政府は、中国が台湾を攻撃したら、日本は戦争に巻き込まれる、中国は日本を攻撃する、日本は中国に反撃するなどと早くも短期戦の企画に夢中です。

短気は損気です。今は負けたふりして長期戦で勝つ忍耐強い外交なくして敗北なき日本、戦争なき世界はつくれないでしょう。

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戦争は勝者が正義では永遠になくならない

2022年06月27日 | 世界

プーチンロシア大統領のウクライナ戦争が合法か不法か、ロシアの人々もほかの国の人々も真剣に考えてほしい。不法と思うなら、戦争反対の言動をとってほしい。プーチン大統領のおかげで生活できているから、あるいはロシアからエネルギーなどを輸入したいから批判的言動をやめるのではプーチン大統領の不法はやみません。

不法を放置する人は、やがて不法に苦しむことになります。不法は悪だから不法です。具体的にはロシアは外国との交流が不自由となり、戦争により疲弊した経済を回復することが困難になります。ロシアの戦没者は何のために死んだのか遺族は意義を見つけることができず、自分やロシアに自信を失い、ロシアの回復を遅らせます。元気のないロシアがロシアの人々を長く苦しめます。

第三次世界大戦になることを心配し、世界が戦争を拡大しないことは正しいと思いますが、国連、あるいは世界司法が弱く、戦争は勝てば不法は問われないという状態はよくありません。現時点では、国連総会が国連司法強化を決議し、その決議にしたがって有志国が国連司法強化策を実行に移すことがだいじです。この活動が失敗しても、その次の世界司法強化策に移るステップになると思います。

世界司法強化は、国ではなく、世界の人々が国をこえて実現に向けて動き出すことで実現します。

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スリランカが破綻すると悲鳴を上げている

2022年06月26日 | 世界

従来インドに助けてきてもらったが、貿易収支の改善ができず、現在はIMFに救済を求めているそうです。

私はスリランカの産業状態を知りません。しかし国土を見るかぎり、非常に条件が悪い国とは思えません。政治に問題があるのではないかと思います。

今から10年以上前、私は日本に留学していたスリランカの国家公務員の世話をしたことがあります。私から学ぶという姿勢がまったくなく、尊大でした。私に威張っていました。これではスリランカで人々のために役立っていないだろうと思っていました。彼だけを見てスリランカの国家公務員を判断してはいけませんが、スリランカの政治には問題があるのではないかと思っていました。

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新興国間の経済交流が深まるのは結構だが

2022年06月26日 | 世界

ロシアのウクライナ戦争を批判するどころか、ロシアの炭素系エネルギーが余っていることに目をつけ、ロシアの戦争を支持するような言動を示し、積極的に輸入していると聞くと、新興国は世界に迷惑をかけることになると予測します。地球温暖化を防ぐことにならないと思います。世界に通用する法の追求が弱く、世界平和にも寄与しないと思います。

新興国というとBRICS(ブラジル、ロシア、インド、中国、南アフリカ)の動きが注目に値しますが、最近、中国がアルゼンチンに働きかけ、新興国仲間に入ることを勧め、アルゼンチンもその方向で動いているとのニュースが流れました。

そのアルゼンチンですが、現時点ではロシアのウクライナ戦争については批判しているようです。アルゼンチンが新興国仲間になり、世界に通用する法を重視してくれるなら嬉しいことです。

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堂々と民主主義を否定する自民党を人々は支持している

2022年06月25日 | 世界

自民党の憲法改正案を読むと、天皇は元首であるとなっています。元首とは一国の長として国家国民を代表し、全統治作用を統括するものです。

戦後の民主主義に育まれ、今、高水準の生活を楽しんでいる日本の人々がこの自民党の憲法改正案に違和感を感じないというのは不可解なことです。今幸福だから今後も自民党の政治で自分は幸福だと信じているのでしょうか。

しかし世界は大動乱期に入ろうとしています。先進国と新興国の対立は鮮明になっています。先進国が世界の資源を独占できる時代ではありません。新興国は、資源分配を変えるべく、真剣に先進国に挑戦しています。

日本は防衛力・アメリカとの同盟強化でこの大動乱期を乗り切れると思ったら間違いだと思います。戦後の謙虚な日本の姿勢に戻り、技術開発・生産に注力し、新興国と共存できる体制を構築すべきです。同盟論、強がり、思い上がりは日本の命取りになると思います。

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外国を見下してはいけない

2022年06月24日 | 世界
これまで日本は中国での生産を重視し、中国に投資してきましたが、どうも中国の人々が親日になったようではありません。中国での生産は低コストということで中国を利用する価値観が見え見えだったからではないでしょうか。つまり日本は中国を遅れた国として見下してきたと思います。
 
当然のことながら中国は日本と競争する気持ちが非常に強くなり、日本をこえ、日本に勝つと考えてきたと思います。
 
実際、軍事力、生産力を上げた中国は自信を持ち、今では日本を見下すようになりました。
 
戦後の日本は人は平等ということで人間関係は大きく改善されました。概して人々は不信の関係にならず、平和を維持できています。
 
国と国の関係もこうでなくてはいけないと思います。どの国も平等です。見下して中国の低コスト性を利用してきたのは外交の失敗だったと思います。
 
日本はかつて朝鮮半島を占領し、半島に投資し、半島の教育・産業を興しました。現代の半島の繁栄は日本のおかげと主張する日本人が多いのですが、いくら投資しても半島の人々を見下していたため、半島の人々は親日になっていません。
 
日本は国は平等という価値観を立ち、外交姿勢を改めた方がいいと思います。
 
(注)日本はアメリカにいつまでも属国扱いされるので、その不満のはけ口として弱い国を見下すのでしょう。正しくは、遅れた国を見下すのではなく、アメリカを平等視することで日本の不満を解消することです。日本はアメリカに卑屈すぎます。
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世界大混乱時代の到来、新世界誕生の前の大混乱か

2022年06月23日 | 世界

インドと中国を合わせるだけで人口は30億人になります。ロシアやそのほかの新興国が加われば先進国も青ざめる経済圏になります。いよいよ世界は混沌としてきました。先進国主導の法秩序は単純には世界に広がらないようです。新興国の経済追及が先進国主導の法秩序を乱すようになりました。

国連は無力、地球温暖化防止、脱炭素など世界的取り決めは宙に浮き、放射性物質は拡散し、地球の生活環境、生産環境は一段と悪化しそうです。

新興国は、成長して、新しい法秩序をつくるような世界主導力を持つでしょうか。

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