心の旅紀行

人の生き方を追及していると自然に世界に通用する法が見つかります。kiko

菅義偉総理の対韓国外交は東アジアのことを考えていない

2020年11月10日 | 世界
韓国に対し強い総理を演じれば日本の人々の評価が高まると読んでいますが、東アジアの人々から見ればカチカチの硬直人間に見えます。菅総理が元徴用工問題に関する韓国政府の対応が間違っているという理由で韓国・中国・日本の首脳会談を流すなら東アジアの人々は菅総理の頓珍漢ぶりに失望するでしょう。東アジアづくりの障害に日本がなるようなことはあってはいけません。韓国に問題があっても、東アジア首脳会議を大切にすべきです。今回は実りある会議にならなくても、情報交換を行うだけでも、次の東アジア首脳会議の開催に役立ちます。菅総理はもっと広い視野で政治を考えてほしいものです。

日本の人々は、弱い国には強く出、強い国には弱く出るような総理を評価してはいけません。日本に悪影響を与えるのは弱い国ではなく、強い国です。強い国と自由独立の精神で交渉する総理を評価すべきです。

容易な外交などありません。押したり、引いたりして双方いい線で妥協する弾力的交渉ができないと問題解決ができない外交になります。残念ながら日本の対韓国・対朝鮮(北)外交は硬直外交だと思います。アメリカには頭が上がらないからせめて韓国・朝鮮には頭を上げていたいと思っているような下品さを感じます。
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中国とロシアの関係

2020年11月10日 | 世界
両国は国境問題を解決し、不戦関係は安定しています。軍事的には協力関係にあり、中国はロシアから空母を買うほどです。しかしまだ同盟はしていません。軍事力強国というとアメリカ、中国、ロシアとなりますが、近年はロシアは経済発展が遅れ、アメリカ、中国と軍事力競争をする力はなくなっています。軍事力で見ると、ロシアはイギリス、日本、フランスのグループに属していると言った方がいいのではないでしょうか。したがって、ロシアは、中国と同盟しない状態ではアメリカ・ヨーロッパの包囲網から経済制裁を受けている状態にあり、経済的にも軍事的にも苦しくなっています。

アゼルバイジャンとアルメニアの戦争ですが、先日アメリカが介入し、戦争が停止したと報道されました。実際は停止になっておらず、アゼルバイジャンはアルメニアに反撃を続け、ナゴルノ・カラバフ地方を実質制圧したようです。この状態を受けて、アルメニア支援に回っていたロシアが仲介して現地時間11月10日午前1時から両国は完全停戦に合意したと発表しました。アルメニアは占領地を返還することに同意した、事実上アルメニアの降伏であると言われています。ロシアが戦争継続を嫌った背景にアメリカとの軍事的衝突を避けたいという思いがあったのではないかと思います。ウクライナ問題で受けている制裁だけでもきついのに、この上、アゼルバイジャン問題でアメリカの制裁の積み増しを受けてはたまらないという計算があったのではないでしょうか。

一時、ロシアは石油輸出で復活の兆しを見せたが、ウイルス禍で石油消費が減るだけでなく、世界で地球温暖化防止のため石油消費を減らす動きになっています。輸入できない、輸出するものがないという状態に陥っており、経済低迷でロシアの人々の不満は高まっています。軍を外に向けるのではなく、中に向けなければならないような不安定な国になって来ました。

ウクライナ占領地を返還せず、今後もアメリカ・ヨーロッパとの対立を続けるとなると、ロシアは中国と同盟するかもしれません。

しかしアメリカ国内融和を説くバイデン氏が、国連を中心とする世界融和を説くようになると、ロシアにも世界と協調した方がいいとの判断が出るかもしれません。民主化の波で消えたソ連ですが、ロシアで専制政治が復活し、そのロシアが混乱してきました。第二の民主化の波がロシアを洗い、ロシアがまた民主主義国に近くなるとちょっと世界は前進しそうです。中国にも動揺が走るのではないでしょうか。
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