心の旅紀行

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在日アメリカ軍を廃止し、アメリカとは必要に応じて協力することにすると日本はどうなるか

2020年11月30日 | 世界
アメリカは今でも日本が降伏してアメリカに従属していると思い、当然のように思って、現在もアメリカの世界戦略のために在日アメリカ軍を維持しています。在日アメリカ軍以外のアメリカ軍も自由に在日アメリカ軍基地に来て、訓練したり、保養したりします。

敗戦後75年たってもアメリカ軍が駐留しているのに日本は怒りません。不気味な敵性強大国中国・ロシアが存在するからでしょう。在日アメリカ軍を維持すること、アメリカと同盟すると言うことで日本は上手にアメリカを利用して中国・ロシアを牽制することに成功していると思っています。

アメリカは日本がアメリカの戦争に参加することを求めるようになりました。ところが日本国憲法の戦争放棄条項が邪魔になっています。安倍晋三前総理は、憲法第2章(戦争の放棄)はアメリカに押し付けられたと言って、大和魂を刺激するような言い方で、あるいはまるでアメリカを批判するような言い方で憲法改正を目論んでいます。面白いことにこの安倍氏の言い方にアメリカがまったく抵抗していません。アメリカは安倍氏の言い方を了承していたのでしょう。アメリカの戦争に参加してくれればいいというのがアメリカの本音です。

このようなアメリカと日本の関係が日本のためになっているか、東アジアのためになっているか、世界のためになっているか、そろそろ日本の人々は真剣に考えた方がいいと思います。

いかに中国やロシアが敵性強大国であっても、経済力世界第3位、防衛力世界5位の日本は、自由独立の精神をもって、日本のこと、東アジアのこと、世界のことを考えるべきではないでしょうか。アメリカから自由になり、独立した方が日本の人々は元気になるのではないでしょうか。

在日アメリカ軍を廃止し、アメリカとは必要に応じて協力すると言うと、中国・ロシアは大喜びですが、日本と戦争すると考えるほど無謀ではないでしょう。一番変になるのは間違いなくアメリカです。自由に自分の世界戦略のため日本を利用できなくなりますから怒ります。75年間も世話をしてきたのに恩知らずと言って制裁を加えて来るでしょう。食料、エネルギー、武器などの戦略物資で日本をいじめるでしょう。

アメリカが一目おくような強さを日本は持っていないと、自由独立を勝ち取ることはできません。それは防衛力ではなく、技術開発力・生産力だと思います。悲しいことに1990年以降の日本は、海外生産重視で、技術開発力・生産力を失いました。近年の自民党政府は、アメリカ依存体質を強めてしまいました。アメリカから自由を勝ち取り、独立するためにはまずは技術開発力・生産力を回復することがだいじです。海外生産の見直し、輸入の見直し、国内生産重視に転じるべきです。次にアメリカとの関係修正です。
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