心の旅紀行

人の生き方を追及していると自然に世界に通用する法が見つかります。kiko

同盟は世界を二分、三分する行為

2020年11月22日 | 世界
隣国の脅威に怯えていたり、精神的、経済的に自由を奪われ、アメリカから独立できないと思い込んでいたりして、日本は同盟協定なきままアメリカと同盟すると言って、同盟の内容については多くを機密にし、国民に知らせていません。防衛に関する情報は敵に洩れてはいけないので秘密にするという面があるが、同盟協定なき同盟は国民にとって不安なことです。

日本の敵というと、中国、朝鮮(北 )、ロシアということになると思います。かつては共産主義拡大から日本を守るという意味で在日アメリカ軍が重要だったと思いますが、現在は共産主義拡大の恐れはないと思います。中国とロシアに国土拡大主義が残っており、日本は防衛を強いられています。朝鮮は韓国を統一したいと思っていると思いますが、日本を占領する考えはないと思います。在日アメリカ軍がなくなれば、あるいは日本がアメリカと同盟すると言わなければ朝鮮は日本の脅威ではないと思います。

冷静に判断すべきことは、アメリカと同盟すると言わないと、中国やロシアは日本に侵略するかどうかです。次に判断すべきことはアメリカとの安保条約がないとどうなるかです。

日本がアメリカと同盟すると言わないと、さらにはアメリカとの安保条約を解消すると、もちろん中国やロシアは喜びます。しかし、5兆円以上の防衛予算を組んでいる日本に安易に侵略して来るとは思えません。侵略すれば日本は懸命に反撃するし、世界は厳しく侵略を批判非難するでしょう。中国やロシアにとって大損です。経済交流を優先するでしょう。朝鮮も喜びます。日本に侵略するとは考えないでしょう。

一番変になるのはアメリカだと思います。非常に長く面倒を見てきたのに離れるのかと怒るでしょう。足を洗うと言った暴力団員を暴力団が制裁するのと同じです。アメリカは日本を制裁するでしょう。意地悪になって日本に対し非協力になるでしょう。差別されるでしょう。

したがって、アメリカから自由独立を勝ち取るには、アメリカも一目を置く非常に強い何かを持たなければなりません。それは技術開発力と生産力だと思います。今すぐ自由になる、独立すると言うのは無謀です。同盟すると言いすぎないことは必要だと思います。協力すると言うといいと思います。安保条約については、日本の防衛は自衛隊で頑張ると言いながら、ゆっくりと在日アメリカ軍縮小をはかることです。

辺野古飛行場の建設については日本は愚かな約束をアメリカとしました。普天間飛行場については、周辺住民の不安を解消するため廃止を検討してほしいと忍耐強く交渉するのが賢明でした。在日アメリカ軍維持が面倒になれば、アメリカは、西太平洋前線基地をグアム島まで後退させるでしょう。その方が戦略的に有利という専門家の意見が流れています。在日アメリカ軍基地は、敵に近すぎ、防御がむずかしい、日本住民の批判非難が強く、軍・軍人の自由度が下がっていることなど不利な面が指摘されています。コストパフォーマンスが悪いと言われています。思いやり予算は忍耐強く減額交渉をすることです。日本の防衛は日本で頑張る、自衛隊強化に予算を回したい、防衛はできるだけアメリカには迷惑はかけないようにしたいと言うのがいいと思います。

アメリカとの同盟は東アジア分断の原因になります。世界分断の原因になります。国連のような世界機関を立てて、各国が協力する体制をつくることがこれからの国の任務と思います。
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