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大自然の癒しの力



今回のエンジェルタッチ・トレーニング[レベルⅠ]の
全体のプロセスを思い起こすと、あの期間唯一晴れたとき
鹿川渓谷に行ったことが重要なターニングポイントに
なっていたことに思い至ります。



水・・・
ピュアな水を感じるちえこさんとケイコさん。



浄化・・・
水や岩、大自然の力を借りました。
大自然の癒しの力に助けてもらうやりかた
それがインド・ベナレスの沐浴の原点であり
キリスト教の洗礼の原点であり
日本の神道の清めの原点なのでしょう。

私たちは伝統宗教の重苦しい決まり事に縛られることなく
全く自由に、ただただ楽しく軽やかにシンプルに率直に
大自然の癒しの力を満喫しました。

そして・・・



エンジェルファームでオーラトリートメントを実習する
ちえこさんとケイコさん。

エンジェルタッチ実習



一昨日の実習。ちえこさんの手。
前は樹木に触れても岩に触れても感じなかったのに
今は、大理石と大和の光石のエナジーの質の違いがわかり
人の体の気、オーラを感じることができます。

だから教えられたテクニックを反復しているのではなく
受け手の体の微細な深いレベルを感じながら
感じるがままに動いていく、動かされていく・・・

受け手は深くリラックスし、気持ちよくなって
ふっと眠りそうになっては目覚め
覚醒と睡眠の境目のような微妙な意識状態にあります。

テクニックや努力が中心になるなら、行い手は疲れるけれど
エンジェルタッチの場合、行い手も気持ちよくなって癒されます。



受け手の髪に触れるケイコさんの手。
ケイコさんも今回のトレーニングで大きなジャンプがあって
微細なエナジー・波動に対して非常に敏感になり
手が自然に動かされる体験をしました。
自分が“やる”のではなく
大きな癒しのエナジーにゆだねる感じ・・・



オーラトリートメントをする ちえこさんとケイコさん。
ただ何となくやっているのではありません。
受け手の気、エナジーを本当に感じているところが
素晴らしいところです。

合宿トレーニング、お疲れさまでした。
いっぱい笑ったり泣いたり恐くなったり癒されたり
たくさんの気づき学びがありました。

ありがとうございます。
私たちにとっても素敵な一週間でした。

エナジーフィールドワーク



こんな格好で失礼します。
(三人は写真に撮られていることを知りませんでした。
盗撮でした、ごめんなさい)

一昨日、思いがけず梅雨の晴れ間があったそのタイミングを
のがさず、ふっとひらめいて宮崎県鹿川(ししがわ)渓谷で
フィールドワーク・・・大自然のエナジーを堪能しました。

滝がつくりだすマイナスイオン、そして巨大な岩盤の波動。
足で感じる清流、そして鳥の声、滝の音・・・



清流を感じる研修生のちえこさんの足。

合宿トレーニング

プロのセラピストをめざす二人が新潟から到着しました。
明日から7日間、エンジェルファ-ムに合宿して
エンジェルタッチのトレーニングに励むことになります。

今夜は新幹線・飛行機・バス等による移動による疲れを癒すため
長湯温泉・あすかの湯につかってもらいました。



あすかの湯を感じる私(香山)の手。



これは先日、エンジェルファームで作った特別濃厚なエンジェルバスと
大和の光石を感じる私の手。
エンジェルバスはどんどん進化して、とうとう天然温泉と同じような波動を感じられるレベルに達しています。

明日の夜は温泉に出かけず、ここで
進化したエンジェルバスに浸かってもらう予定です。

この一週間が、二人にとって人生の宝石のような日々となるよう
桂子はこのトレーニングをデザインしました。
この一週間が、新たな始まりとなるような
人生の大きな節目となるような
貴重な日々となるよう私たちも最善をつくします。

日本のウーパールーパー



一昨日、裏庭の小池で発見したウーパールーパーの謎が解けました。
ウーパールーパー・マーブルとそっくりですが
それがサンショウウオの幼年期の姿でした。

中学生のとき、生物の先生の引率で渓谷に分け入り
先生が指さすサンショウウオを見ました。
それが野生のサンショウウオを見た最初で最後でした。
水族館のようなところで何度かオオサンショウウオは見ました。
でもそれはみんな大人のサンショウウオでした。
私はサンショウウオの幼年期の姿を知りませんでした。

ウーパールーパーはメキシコのサンショウウオです。
それが珍しいのは、大人になっても幼年期の姿のままなんですね。
だから、日本の幼年期のサンショウウオは
日本のウーパールーパーと言えるでしょう。

多様な生命との共生をめざしてエンジェルファームをつくってきたので
こういう生き物が小池に現れたことがうれしい!

サンショウウオはウオというけれど、ご覧のように手足があって
魚類ではありません。魚の特徴と陸上生物の特徴を兼ね備えています。
カエルやイモリなどと同じ両生類です。
水に住む魚が陸上に上がっていく、その進化の途上の形体を
とどめる生物なんですね。

外国から輸入しなくても、日本にもウーパールーパーが自生している!
みんなで自然を大切にして、彼らを可愛がりましょう。

ウーパールーパーの謎



エンジェルファーム裏庭の小池には
現在、数十匹のオタマジャクシが生息しているのですが
オタマジャクシに混じってサンショウウオみたいな生き物を発見。

網で捕まえて、白いお皿に入れて写真を撮りました(上)。
体長は約4cmぐらいで、じっとしてくれません。
ウーパールーパーに似ているとは思いながら
この写真があれば、何というサンショウウオかわかるだろうと
思ってネット検索しました。

調べてみると、驚いたことにやっぱりウーパールーパーでした。
ウーパールーパー・マーブルという名前で熱帯魚店等で
販売されているものでした。
ウーパールーパーというと、普通はピンク色か白のイメージですが
これはワイルドな品種なんだそうです。
オタマジャクシの色と同じですね。

それにしても、なぜウーパールーパーが
エンジェルファームの小池にいるの???

ここは東京や大阪ではありません。
こんなの飼わなくてもオタマジャクシが周囲にうようよしています。
こんなマイナーなウーパールーパーを飼うひとがいるとは考えにくい・・・
万が一いたとして、その人が川かどこかにそれを捨てたとして
それがエンジェルファームの小池に泳いでくることは不可能です。

生育適温は15~23度Cだそうです。
これから夏に向けて温度は30度以上に上昇するだろうし
冬になると0度になる日もあるでしょう。
捨てられたウーパールーパーが、この地域に適応して
繁殖しているとは考えにくいのです。
生育適温からいって、この小池で生き続けられるとも思えません。

謎です。
どうやってここに来たのでしょうか?

ベナレスの少年たち



ガンジス河の聖地ベナレス。
ヴァラナスィーと発音するのが本当だそうですが。

1993年のある朝、少年がこぐ小舟に揺られて
ガンジス河岸に建つ数え切れない寺院を眺めました。

水浴びする牛たち、沐浴して祈る人々
火葬される死体、その炎が見えました。



ベナレスの迷路のような街をさまよってみました。
喉が渇いて、少年の店に入りました。
ラッシー(ヨーグルトドリンク)のお店でした。



言葉は全く通じなかったけれど
少年は急に職人さんのような顔になって
美味しい飲み物を作ってくれました。

彼の背後に見える車輪は、自転車力車の車輪です。
リクシャ、リクショウと発音されていました。
今でも自転車リクシャ、走っているでしょうか?
あのとき私もそれに乗りました。
平地ではスイスイ走るのですが、登り坂が悲惨でした。



ベナレスの迷路のような街で出会った少年。
最高にかっこいいポ-ズです。
この少年は妹と一緒に、下の写真の小さなお店で働いていました。



ふたりは本当に可愛くて、何とかうまく撮りたいと思ったのですが
やっぱりダメでした。
インドで、私は安価なコンパクトカメラを愛用していました。
手軽さは非常にいいのですが、やっぱり性能は×でした。

あれから14年が流れました。
今でもアジアのどこかを旅しているような
気持ちになることがあります。

水の恵み



私たちが毎日歩く林のなかの散歩道。
稲作の季節だけ、小径の脇を清水が流れます。
鳥たちの鳴き声や風の音等に加え、水の音が散歩のBGMになります。



水って何とも不思議な物体です。
見れば見るほど神秘的です。
その神秘があらゆる生命を育んでいます。

生命は水のなかから生まれ
人間の体もまたその60~70%が水です。



エンジェルファームの裏山に隣接する田んぼ。
上のきれいな水がこの田んぼに流れていきます。
近所のかたが栽培されているんですが
きれいな水で栽培できて幸せですね。

稲は特に水を必要とする植物です。
そして日本人の主食は米でした。
毎日、水を見て散歩し、水のありがたさを感じます。

共生2



エンジェルファームの菜園の花コーナーの一部です。
手前がポピー、右が矢車草、右上に少しスイトピーが見えてます。
上中央の白い花はハーブの仲間のオックスアイデージー。
左の黄色はハーブのカレンデュラ。

花を栽培すると、たくさんの蝶や甲虫たちが集まってきます。
彼らのレストラン件休憩所&宿泊所を提供することになります。



カレンデュラの蜜を吸うモンキチョウ



斑入りギボウシにつかまるカナブンの仲間。
光沢のあるメタリックなボディが素敵です。
昆虫の種類は、知られているだけでも100万種あるそうです。
実際には1千万種とも3千万種とも言われています。
ここは昆虫たちの惑星でもあります。



共生



エンジェルファームの菜園の花コーナーにやって来た紋黄蝶。
菜園も庭も毎日たくさんの蝶がやって来ます。
けれど蝶の幼虫である青虫が増えすぎて
花や野菜が全滅させられたということはなかったのです。

それはなぜかというと、菜園や庭には青虫を食べる昆虫や
クモやカエルも生息しているし、鳥たちもやって来ます。
自然な環境では、一種類の生物だけが大量発生するようなことは
起きないのです。

ところが農薬(殺虫剤・殺菌剤)をまくと
青虫も死ぬけれど、青虫を食べるクモやハチやバッタやカエルも
死んでしまいます。

この状態を「生態系のバランスがくずれた」と表現します。
多様な生命体との共生によって保たれている
地球の生態系のバランスがくずれたわけです。

そうなると、まあ次々と病害虫が異常発生し
農薬散布しても散布しても、耐性が生まれてきて
なかなかうまく防除できません。
それが今、世界中で起きていることですね。
世界中で生態系のバランスがくずれています。



桂子は「かわいい~」と言ってくれます。
それを聞くと私はうれしくなります。
「気味悪い」とか「恐い」とか言われるとガッカリします。
彼らを嫌わないでください。
彼らは地球に生きる大切な仲間たちです。



ハーブのヤロウのつぼみにバッタ発見。
ヤロウは収穫時です。
そのヤロウの茂みに様々なバッタが生息しています。



エンジェルファームの菜園には驚くほどたくさんのクモが
生息しています。数ミリ程度の小さな土グモです。
これはナスの根元で撮りました。
もっといっぱい、います。種類もいっぱいです。
私たちが2002年にここに来て以来
一度も農薬を使ったことがありません。
だからいっぱい色んな生き物が共生しています。

それは気味悪いことではありません。
生き物がいないことが気味悪いことなんです。

梅ハチミツ漬



昨日収穫した梅がハチミツ漬になりました。
こういうのが二瓶でき、余った青梅は梅シロップにしました。



これ何かわかりますか?
朝露です。
クモの糸に捕まった朝露。
美味しい獲物ではなく、朝露が捕まってしまったわけです。
気の毒なクモは写真の左上のほうにいます。
胴体が3mmていどのごくごく小さなクモです。

日没後、ホタルを見に行きました。
といっても、歩いて50mほどのところなんですが
思ったよりたくさん舞っているので喜びました。
天然のイルミネーション素敵です。
電飾より素晴らしい。

梅、初収穫



ふっと雨が止んだとき
屋内の仕事に疲れたとき
裏山の青梅を穫る桂子の手。
今日収穫した分は、明日ハチミツ漬けになる予定。



2002年3月に、ここに移住して来て以来
毎年梅を収穫してきましたが、今年、最高の出来です。
早春の花も見事でしたが、今、葉も実も
これ以上はないというほど輝くように健康的です。

ここまで来るのに、ずいぶん月日が流れました。
ここにはもともと梅の樹が二本植わっていたのですが
両方ともずいぶん弱っていました。

復活させるために、動物性の有機肥料を多量にやったり
教科書通りの剪定を施したりしてきたのですが
それが返って裏目にでる年もありました。
毛虫がたくさん発生したり、落果が多くなったりしました。

今の梅の樹を見ると
私も桂子も幸せな気分になります。
こつこつ地味にやってきたことが、ようやく実ってきた・・・
そんな感じがするからです。

大きな実が欲しい、量をたくさん欲しいと思ってやる行為は
たとえ有機肥料の施肥であっても失敗でした。
テキスト通りの剪定であっても失敗でした。
私たちは農薬を一切やらないので、その失敗は鮮明に現れます。

何か不自然なことをすると必ず病害虫が発生する・・・
それがこの自然界の法則なんですね。
くりかえし、くりかえし、そのことを教えてもらいました。

だから今年の梅の実の素晴らしさを見ると
小躍りしたい気分になるのです。

梅雨入り



昨日、梅雨に入ったようです。
これは一昨日のエンジェルファーム。
当分こういう青空はなさそうですね。

私は子供のころ、雨が大嫌いでした。
外で遊べないからです。
大人になってからも雨が嫌いでした。
特に梅雨はジメジメして、空もどんよりして
気分がさえないからです。

私が雨季を魅力的に感じたのは
インドに滞在していたときでした。
数ヶ月毎日毎日、晴天に次ぐ晴天という乾季が続いていました。
それはそれでありがたいけれど、大地も街も埃っぽくなり
植物の葉も薄汚れているようでした。

渇きに渇いた大地に、突然のスコールがやって来たとき
万物がイキイキとしているように感じました。

それまでインドは日本と正反対の国のように思えたけれど
雨季のとき、そこに懐かしい日本を感じました。
しんみりとした、奥ゆかしい日本の風情を。

春夏秋冬というけれど、梅雨を加えると五季です。
五季のそれぞれを心ゆくまで楽しみましょう。
今、梅雨を彩る花・アジサイが開花の準備をしています。

小さな小さな記事



先月5月26日、島根県出雲市で起きた事件。

中国製冷凍ギョーザ事件が起きたとき
その第一報では高濃度の有機リン系農薬がギョーザから
検出されたと報道されていました。
そのとき北野タケシのお兄さんの北野教授は
テレビの報道番組でこう解説されました。

「有機リン系農薬は非常に危険なので
現在、日本では使用禁止になっています」

私はひっくり返りました。
有機リン系農薬は、今の日本でもっともポピュラーな農薬です。
農協だけでなく、どこのホームセンターにも並んでいます。
環境化学がご専門という北野教授が
そんなこともご存知ないのかとビックリ仰天しました。

それはともかく、有機リン系農薬といえば
オウム真理教がそれを原料にしてサリンを製造しました。
有機リン系農薬が、かなりヤバイ毒薬であることは警察も知っていて
松本サリン事件のときは、それが家に置いてあったというだけで
被害者の男性を疑いました。

ふつう農業で有機リン系農薬を用いるときは1000倍希釈液を
使うわけですが、松枯れ対策用に空中散布するときは
もっと高濃度で使用するのでしょうか。

今回、出雲市のことが報道されましたが、松枯れ対策として
日本中で有機リン系農薬の空中散布が行われています。
それこそが森林の生態系を破壊し、人のアレルギー疾患にも
影響しているという意見もたくさんありますが
多くの地域でこの空中散布は依然行われています。

非常に奇妙です。松を救うために
森林の生態系を破壊してもいいという考え方が、です。

これって、ガン細胞をやっつけさえしたら
人が死んでもいいという考え方と同じ思考でしょう。

「農薬の濃度に問題はなかった」としたら
“農薬に問題があった”ということにはならないのでしょうか?
473人もの子供たちが異常を訴えているのに
それが大問題にならないのはなぜでしょうか?
なぜ冷凍ギョーザ事件のときのような大騒ぎにならず
こんな小さな記事にしかならないのでしょうか?