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人類最強の飲料は「水道水」

2020-08-11 10:26:50 | その他
水分を取ると心筋梗塞や脳梗塞の発症リスクを下げ、免疫機能を正常化させて感染症の回復にも役立つといわれています。

実際ウイルス感染症は脱水を改善するとよくなることが知られているようです。感染すると発熱、下痢や嘔吐などによる脱水を引き起こすため、水分摂取は重要で、感染症のときは「血管内脱水」が起こります。

炎症を起こした組織の方に水分が行ってしまい、血管内が水分不足になり血液成分が濃くなってしまいます。そのため具合の悪い時は意識して水分を摂取する必要があります。

感染症にかかっていなくても、身体から出ていく水分は一日およそ2.5リットルとされています。尿が1.4リットル、便が0.1リットル、呼吸や発汗による皮膚からの蒸発がそれぞれ0.5リットルです。一般的に1.3リットルほどは食事などから得られますが、残りの1.2リットルは飲料で補給する必要があります。

加齢に伴って体内の保水能力が低下するため、高齢者は脱水になりやすいようです。人の身体の約60%が水分で、「のどの渇き」を感じたときはすでに体内の水分量の1%が喪失され、血液粘度が高まっている状態のため、喉が渇く前に飲むことが良いようです。

適宜水分を取ることで血液粘度を下げ、血栓や血管のつまりを予防し、心筋梗塞や脳梗塞のリスクを低下させます。

痛風や尿路結石も水を適切にとることで発症を防げるとされますし、膀胱炎も水分を十分に補給すると、尿道や膀胱に増殖する細菌を洗い流すことができ予防・治療に役立つとされています。

飲んだ水はわずか30秒で血液に入り、1分で脳と生殖器に達し、10分で皮膚組織に、20分で肝臓や腎臓に届きます。血液の82%は水でできており、その血液が身体をめぐりながら全身の細胞に栄養分と酸素を運搬しています。

逆に言うと水分不足で血液循環が悪ければ、体の隅々まで栄養や酸素が行きわたらず、細胞の新陳代謝が悪くなって免疫細胞の機能低下を招きやすくなります。

女性が気にしやすい「むくみ」も水分の摂り過ぎが原因ではなく、代謝が悪くなった状態で、普段からこまめに水分を摂取する人ほどむくみにくい体質になるようです。水の温度は、この時期なら常温より少し冷たいくらいの10〜15℃が適しています。

口に含んで喉を通り胃に入るときにちょうど常温になるため、体に負担をかけずに飲むことができます。この飲み水は何が良いかという問題では、水道水は1日2リットル、100年飲み続けても人の健康に影響を生じないとする、51項目の水質基準をクリアしています。

食品衛生法で安全性を確保した「ミネラルウォーター」とは安全性の保障レベルが違うといっていいようです。したがってコストが低く安全性が高い水道水が最強の飲料と言えるようです。


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