ごっとさんのブログ

病気を治すのは薬ではなく自分自身
  
   薬と猫と時々時事

眼を閉じて何秒間「片足立ち」できたかで脳の老化を診断

2023-05-13 10:32:18 | 健康・医療
私は健康のための行動という事を全くやっていませんが、タイトルのように「片足立ち」の時間を計るだけで脳の老化が診断できるという脳科学者の記事を見ました。

こんな簡単なことで「脳の老化」が分かるのかやや疑問でしたが、やってみるとほんの数秒しかできませんでした。目を開けていればかなり長くできますので、脳に関する測定といえるのかもしれません。

この記事によれば脳年齢が30代であれば58.8秒もできるのに、70代の脳年齢ではわずか4.5秒となっていましたので、年相応の脳年齢なのかもしれません。

この脳科学者は、両目を開いたままで片足立ちをして20秒以上続けられない場合は、小さな脳出血を発症している「無症候性ラクナ梗塞」などの可能性があるので注意が必要としています。

目を開けたまま片足立ちをした場合は長くできる人でも、眼を閉じた途端にできなくなる人もおり、こういう人は残念ながら老人脳が進んでいます。平衡感覚は、目を開けているときは視覚野でバランスを取ろうとします。

その視覚野を完全に遮断すると、視覚情報ではなく「本当の身体のバランス感覚」で立とうとして、これが脳の状態と比例しているのです。もし目を閉じると短時間しか立っていられなくとも、トレーニングをしていくことで脳を鍛えることができるとしています。

毎日何回かトレーニングをすることで、だんだん慣れていき片足で立てる時間が長くなっていくはずで、これが脳にとっていい運動となるようです。バランス能力は生活をしていくうえでもとても大切な能力で、自立して生活を送れるかどうかにも影響します。

ある研究では、バランス能力が高い人は14年後も自立した生活を送るスキルが高いという結果が出ています。片足立ちは転倒防止効果があり、目を開けた状態で片足立ち能力が高い人は膝の関節の可動域が大きく、歩くときしっかりと歩くことができるという研究結果もあります。

また片足立ちと死亡率も関係しており、4つの身体能力が低い人ほど死亡率が高いというデータがあります。この4つとは、「目を開けたままの片足立ち」「握力」「歩く速度」「椅子から立ち上がる時間」となっています。

この4つと死亡率の関係は省略しますが、目を開けて片足で立てても両足に時間差が10秒以上あると、ロコモティブシンドロームといって移動する能力が低下してしまうリスクが高まるとされています。

この様に単なる片足立が色々な診断に役立つようですが、脳の活性化は若干疑っています。ただし何の負担もない簡単な動作ですので、気が付いた時にはこのトレーニングをやってみようかと考えています。


最新の画像もっと見る

コメントを投稿