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中途失明原因1位の「緑内障」気づけない理由

2024-03-01 10:33:47 | 健康・医療
私は老眼鏡が手放せませんがまだ目は大丈夫のようで、1年ほど前に近くにできた眼科医に行き徹底的に検査してもらいました。

若干目の不調を感じていったのですが、それは結膜炎で、検査の結果視力などに問題はありませんでした。医師によれば日本人は、眼を大事にする意識が低いためその意識を持つことが大切としています。

ここでは失明原因1位の緑内障の話しです。「緑内障」は、40歳以上の20人に1人、70歳以上では10人に1人が罹患する目の病気です。現在緑内障は中途失明原因の第1位で、2022年は失明原因の28%を占めていましたが、2023年は41%に上昇しています。

アジア全体で増えていて、日本の推定患者数は465万人といわれています。緑内障とは視神経に障害が起こり、見える範囲が狭くなる病気です。少しずつ見える範囲が狭くなっていくのが主な症状ですが、進行が非常に遅いことが特徴です。

悪化するまで自覚症状がないため、気付きにくい病気です。緑内障を発症している人のうち、約7割が気付いていないというデータもあるようです。近視が危険因子で、近視は小中学生で神経が変形し、老眼になる40歳ごろから緑内障が始まります。

症状が出るのは60歳ぐらいで、病気になっているのに自覚がない空白期間が20年もあります。この気付きにくい理由として、ひとつは左右両方の目で見ているので、片目に少しの変化があってももう一方の目が補って見えてしまうことです。

二つ目は、白い霧がかかったように見えるという気付きにくい初期症状であること。三つ目は脳が過去の記憶から画像を補ってしまうことです。

そのため検診の他コンタクトレンズや眼鏡を作成する際に偶然見つかることが多く、早期発見のためには眼科を受診し検診を受けることが重要です。進行が比較的遅い病気であることから、3年に1度は「眼底検査」を受けると良いとしています。

眼底検査とは、眼底の血管、網膜、視神経などを調べる検査です。次の4種類のうち一つでも該当する人はハイリスク群のため、必ず検査を受けた方が良いとしています。

ひとつめが両親などが緑内障になり、重症または3種類以上の点眼薬で治療している場合で、親が罹患していると通常の3〜9倍緑内障にかかりやすくなっています。

二つ目がフラマー症候群の人で、血管運動調節不全による末梢血流の障害により、身体のさまざまな部位に支障が出る症候群です。冷え性、偏頭痛、背が高くて痩せ型の人は要注意です。

三つ目がいびきをかく人、四つ目が近視の人となっています。これだと多くの人が該当しそうですが、やはりある程度の年齢になると、眼底検査を受けた方が良いのかもしれません。


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