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コロナが激減したのは日本の「地の利」説

2021-11-26 10:25:07 | 時事
コロナの感染者数は11月になっても増えそうな傾向は出ていませんので、このまま収まってしまうのではないかという気もしています。

今回のコロナの急激な減少の要因として、コピーミスによる自滅説を少し前に紹介しました。基本的にはこの説と同じなのですが、若干見方を変えたものがありましたので紹介します。

もともと昨年から日本が欧米諸国に比べて感染者や死亡者数が少ない点が挙げられ、この要因としてファクターXなどという言葉も出ていました。今回の激減の要因もこのファクターXもいまだに納得のいく説明は出ていません。

日本を含むアジアでは、新型コロナではないいわば季節性のコロナが、冬の風邪として流行っていました。この季節性コロナは重篤な症状になりませんので、子供のころからさらされていても感染者数などは把握されていません。

従って日本人は季節性コロナに対しての免疫を持っている人がかなり多いと思われ、これが新型コロナでも発揮されている可能性があります。これまであまり知られていませんでしたが、免疫系ではないウイルスに対抗する手段も持っています。

それがアボベックというヒトの細胞内にある酵素で、ウイルスが侵入すると危険信号としてサイトカインを出しますが、それで誘導される酵素の一種です。

先日のブログでは、この酵素はウイルスのコピーミスの修復を妨げる酵素と書きましたが、それだけではなくウイルスの遺伝子に変異を起こして、エラーを誘発する働きもあるようです。

これは先天的に親から遺伝してくる生まれつきの細胞内酵素です。このアボベック酵素は、アジアオセアニア人に活性が強いとされています。これは詳しことは省略しますが、中国周辺や中東などの地域では、昔から動物由来のコロナウイルス感染にさらされていました。

そのためコロナのエラーを引き起こすアボベック酵素活性が強く、病気に強い人が淘汰されてきたと考えるのが自然としています。結局このような地政学的な理由から、季節性コロナによる免疫や、この酵素活性によって日本の流行被害は小さくなったのではないかと考えられます。

この説によって急激な感染減少を説明できるわけではありませんが、ファクターXがこの辺りにあるというのは説得性がありそうな気がします。

この説によればウイルス側も宿主であるヒトをあまり刺激しないような、弱毒性に置き換わるはずで、これ以後の感染拡大はないとしていますがそれにはまだ時間がかかりそうです。

こういった説に賛成というわけではありませんが、私も第6波は比較的小さくて済みそうな感じもしています。


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