ごっとさんのブログ

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厄介な定年後の夫による「夫源病」が話題に

2024-06-25 10:31:45 | 時事
私は60歳定年でしたが、その半年ほど前に早期退職優遇制度を使って退職しました。

失業保険も1年間出るため、受給しながらゆっくり第2の職場を探していましたが、すぐに大学の非常勤講師が2件見つかりました。また半年後には自宅と同じ市内の研究所への勤務が決まり、失業保険からも就職祝い金がかなり出ましたので、そこに派遣社員として行くことにしました。

この研究所とは2,3年程度という話しでしたが、研究自身が割と面白く居心地も良かったため8年も勤務してしまいました。ここでちょっとおまけの話をしますと、私の世代は63歳から年金が全額出るようになりますが、収入があるため当然減額されていました。

そこで社会保険事務所に行って色々相談したところ、本来教えられないがということで、裏技を教えてくれました。私は派遣でしたが、研究所の厚生年金に加入していました。

これを止めれば年金が全額支給され、厚生年金は正社員の勤務時間の3分の2以下になれば資格停止なるという事でした。もともと週の1日は非常勤講師に使っていましたので、派遣会社と相談し1日の勤務時間を少し減らすだけで厚生年金非加入とすることができました。

当然書類上だけですので、給料はそのままでした。そのため国民健康保険に加入することになりますが、その費用は年金の減額から見たら僅かなもので、これで給料をもらいながら年金を全額受給することができました。

やはりどんな制度にも法に触れないような裏技は存在するようです。この研究所や非常勤講師を止めてからも、自宅で米国特許の一部を翻訳するという仕事をしていました。これはあまり金にならないのですがかなり時間がかかり、昼間は書斎でパソコンに向かうという生活でした。

1年半ほど前にこの仕事もやめたのですが、ほとんど書斎にこもるという状況になっています。そういった点では、今回のテーマである「夫源病」ということは、私の家では当てはまらないと考えています。

夫源病とは、定年退職した夫と24時間一緒にいることにストレスが溜まり、妻が病んでしまうことを指すようです。世の中の価値観が変わってきたとはいえ、多くの家庭では相変わらず女性が男性に尽くす構図になっているのが現実といえます。

この記事の著者は、60歳を契機にこのまま結婚生活を続けるか否かを考えるのはとても良いことだとしています。この辺りの問題は当然男性にあり、それまで仕事一筋だったものが定年後やることがなくなり、一日中家の中でぶらぶらしているのでは、奥さんも耐え難くなるでしょう。

私の友人たちはみな定年を過ぎていますので、この辺りどうしているのか聞いてみたい気もしています。