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ごっとさんのブログ

病気を治すのは薬ではなく自分自身
  
   薬と猫と時々時事

チョコレートはミラクルフード!

2018-02-11 10:44:28 | グルメ
チョコレートは虫歯になるとか太るといわれてきましたが、実は健康に良いという研究成果を集めてみました。

私もかなりチョコレートは好きで、板チョコを買ったり粒のチョコレートを食べています。これは単においしいというだけで食べていましたが、疲労回復やストレス発散にも効果があるようです。

チョコレートというと甘くてカロリーが高いものを想像しますが、原料であるカカオは、1980年代ごろからスーパーフードとして注目され、アメリカではヘルシー食材として浸透しつつあります。

例えば抗酸化力のあるポリフェノールの含有量が多く、紅茶やコーヒー、赤ワインに比べても4倍以上含まれています。チョコレートには腸内環境を改善する機能があり、血圧低下、動脈硬化予防、便秘改善効果などが期待でき、腸内環境を整えるということも分かってきたようです。

いわゆる腸内フローラは、ビフィズス菌、乳酸菌、大腸菌などの腸内細菌の集まりのことで、腸内フローラが良いと腸の病気にかかりにくくなります。高カカオチョコレートを毎日25グラム、2週間摂取すると、4種類の菌が増えることが実験で確認できました。

その中にフィーカリバクテリウムという菌があり、それが疾病予防に関与している可能性があるようです。ビフィズス菌、乳酸菌に続く善玉菌として注目されています。フィーカリバクテリウムは便通改善に貢献することが分かっていて、高カカオチョコレートを食べることでこの善玉菌が増え、その結果便通が良くなり、さらにはガン細胞の増殖を抑える効果や、病原菌感染予防にもつながる可能性があるようです。

チョコレートとナッツの味の相性の良さは周知のことですが、これが健康効果としてもベストな組み合わせといいます。もともとアーモンドには、腸内のビフィズス菌と乳酸菌を増やしたり、便秘を改善する効果があると実証されています。

それがチョコレートと結びつくと、より効果が高くなります。便秘がちで肌の乾燥の自覚がある女性が、アーモンド入りチョコレートを1日8粒、8週間摂取するという実験で、排便の回数と量が増え、さらに肌の保湿性も高まったという結果が出ました。

アーモンドにはオレイン酸、ビタミンEなどが含まれ、チョコレートにもビタミンE、マグネシウムやカリウム、鉄分が入っています。アーモンド以外のナッツでも、様々な効果が得られるようです。

なんとなくチョコレート会社の宣伝のようになってしまいましたが、まあ私の好きな食べ物ですので、それに健康効果などがあれば、真偽のほどは疑わしい気もしますが、よりおいしく食べられるようになりそうです。

糖分のない炭酸水でも太るのか

2017-06-18 09:34:56 | グルメ
最近日本でも炭酸水が人気のようですが、これでも飲みすぎると太るという話が出ているようです。

いつごろからかは分かりませんが、欧米では一般的な炭酸水が日本でも人気が出てきたようで、スーパーなどでも色々な種類の炭酸水が売られています。私はこの炭酸水はあまり好きではなく、ほとんど飲んだことは有りませんが、炭酸飲料としてはコーラなどは好きですので嗜好というのは難しいものです。

昔アメリカに行ったとき、レストランなどで出てくる水が炭酸水で困ったことがあります。これも少し飲んでいると慣れてきてそれほど飲みにくいというわけではないのですが、やはり普通の水に代えてほしいのですが、何というのかわかりませんでした。何回目かに普通の水に代えてくれといろいろつたない英語で言っても伝わらないようでしたが、その中でノンガスという言葉が出てきて、これで何とか普通の水を飲むことができました。

その後ヨーロッパでは、ガス オア ノンガスと聞いてくれるところもあり、炭酸水を飲むことは無くなりました。

炭酸水にはいろいろなメリットが謳われています。まず疲労回復効果で、疲労物質の乳酸を体外に排出するようです。次が整腸作用で炭酸によって腸の蠕動運動が促進し、その他血行増進作用や満腹感を与えるというのもあるようです。多分人気があるのは美肌効果で、炭酸が肌表面に残る古い角質などの老廃物を除去するとされています。

こういったことから飲む人が増加している炭酸水ですが、「飲み続けると太る」という都市伝説があり、今回これに関する研究結果が発表されました。これはパレスチナの大学の研究グループが、ラットを使った実験で炭酸水の摂取と体重増加について調査しました。

1組のラットには炭酸水をもう1組には気の抜けた炭酸水と普通の水を与えました。6か月後再び炭酸水を与えると、食欲を活性化させるホルモンである「グレリン」の生成が刺激され、ラットの餌の摂取量が増加し結果として体重が増加することが明らかとなったのです。

それでもこの研究はヒトではなくラットを用いたことや、不健康な食生活や運動不足など体重増加に影響を及ぼす可能性のある外的要因を分析していないことから、自宅にある炭酸水を慌てて捨てるまでのことは無いとしています。

この結果は炭酸水が食役を刺激し、体重増加を引き起こす可能性があるという興味深い可能性が提起されており、研究をさらに進める価値があると結論付けています。この研究を進めると何か新しいことが見つかるのかもしれませんが、炭酸水が好きであれば止めた方が良いということにはならないような気もしています。

今日はこれからギターの合宿に行ってきますので、明日の帰宅時間にもよりますが、遅くなった場合はブログ更新ができないかもしれません。


牛乳は「悪者」という都市伝説

2017-05-17 10:45:36 | グルメ
このところ牛乳の消費量は減少しており、牛乳は悪者という風評が広がっていると言います。

農林水産省の傘下の調査機関によれば、家で使用する食材において牛乳の消費が前回の調査に比べて71.0%から67.9%に減少し、ほとんど牛乳を飲まないという人も20.9%もいたとの結果を出しています。

私もそのほとんど飲まない人の一人で、牛乳を飲むとお腹がごろごろするという、軽い乳糖不耐症のようです。特に下痢をするという程でもありませんし、少量飲む分には問題はないようです。

この乳糖不耐症というのは、腸の中で乳糖(ラクトース)を分解する酵素が少ないため起こるようです。乳糖は分解されてグルコースとガラクトースになって初めて吸収されるのですが、この分解酵素は哺乳類全般にやや少ないようです。分解されないままの乳糖が大腸まで行くと、大腸の浸透圧が上がり腸壁から水が分泌されることにより、お腹がごろごろしたり軟便から下痢になったりするわけです。

現在はこの牛乳の消費が減少し、豆乳やライスミルク、アーモンドミルクといった第3のミルクと呼ばれる商品まで出ているようです。

この牛乳有害説のきっかけは、ある医師の人気図書に「牛乳有害説」が展開されているためのようです。身体によいとされていた牛乳が実は体に悪いという逆説的な話は意外性があり、人は夢中になるのかもしれません。それで学校給食にまで影響が出ているとなると問題のような気がします。

この牛乳有害説では、牛乳を飲むとアレルギーになるという話があります。確かに牛乳中には多くのタンパク質が含まれていますので、それをアレルゲンとする人はいるかもしれませんが、通常の人が飲んだからアレルギーになるとは考えられません。先の乳糖不耐症を昔はアレルギーに一種とされていたこともあるようですが、今では正確なメカニズムもわかっておりアレルギーとは無関係です。

また牛乳を飲むとカルシウムが尿から出て骨折しやすくなるという話もあるようです。これは牛乳を飲むと血中のカルシウムが増えて、過剰にとったカルシウムを排出しようとして必要な分まで排出されるというものです。これも生化学(生理学?)からみてありえない話といえます。人間の体は必要な栄養素があると、しっかりそれをため込むシステムが出来上がっていますので、排出されるものは本当に過剰なものだけのはずです。やはり牛乳の摂取はカルシウムを補給でき、骨粗しょう症の予防に役に立ちます。

その他豆乳のほうが低カロリーで栄養価が高いとかいろいろ続くようです。こういった風評は一次的なもののような気がしますので、また牛乳の価値は復活するでしょう。

科学が推奨する「記憶力低下」を防ぐ食品

2017-02-20 10:42:32 | グルメ
ネットのコラムで科学が推奨する記憶力の低下を防いでくれる食品という記事を読みました。

私も歳のせいで止むを得ないのですが、記憶力が悪くなってきたことを時々実感しています。人の名前が出てこないということは多いのですが、その人の顔ははっきり思い出せるのに名前が出てこないことが増えています。

私は若いころから人の顔と名前を覚えるのが苦手でした。その割には、複雑そうに見える構造式とその化学名は簡単に覚えますので、人の記憶というのは不思議なものといえます。

このコラムによれば、認知機能の低下を科学の力、具体的には食べるもので遅らせることができると言います。ある研究で40か国27,860人を対象に、平均して約5年間追跡調査した結果、健康的な食生活を送っている被験者たちは、もっとも不健康な食生活を送っている人よりも、認知機能が低下する確率が24%低かったことがわかりました。

この24%という数字は微妙な感じはしますが、良い食生活で記憶力の低下は防げるようです。ここでの科学が推奨するという意味は、食品の成分の効力からいろいろ解説するという程度の意味のようです。

ここで述べられている食品をいくつか紹介します。まずブルーベリーで、これはアントシアニンが含まれており、目の健康に良いとされていますが、それ以外にも脳内のニューロンのやりとりを効果的にする働きがあるようです。ブルーベリーはニューロンの活性化をして、脳の処理スピードを速めるそうです。

次がナイアシンを多く含む食品として、卵や魚、ブロッコリーなどの野菜類があげられています。このナイアシンというのはビタミンB3で、これは認知機能が年に連れて低下していくスピードを緩やかにする効果があるようです。

次が記憶や認識、気分を改善させる効果のあるホスファチジルコリンを多く含む食品です。最も多く含まれるのは牛の脳のようですが、あまり食べたくありませんのでサバや鶏のハツやレバー、マグロなどでもよいようです。特に挙げているのがホウレンソウで、記憶力を高めるのに役立つアルファリポ酸が含まれています。

このアルファリポ酸とカルニチンを組み合わせてラットに与えたところ、記憶力テストが向上したとされています。その他このカルニチンやビタミンB12、コリンといった項目で、多く含まれる食品を上げていますが、それほど珍しいものはなく、普通に食べているものばかりでした。

私の結論としては、バランスの取れた通常の食事を摂っていれば、記憶力低下は防げるような気がします。このコラムはあまりにも多くの説明をし過ぎて、焦点がなくなってしまったようです。

ビールで血糖値は上がらないか?

2017-01-06 10:41:17 | グルメ
最近ビールを飲んでも血糖値は上がらないというコラムを読みました。

昨年ビールが認知症の予防になるのではという記事を書きましたが、ビール好きにとっては良いニュースかもしれません。私は糖尿病ではないし、肥満というより痩せておりむしろ体重を増やしたいと考えていますので、あまり関係ない内容ではあります。

ビールの成分値など知りませんでしたが、麦からの発酵食品ですので、糖分はかなり多いだろうと思っていました。実際文部科学省が出している成分表では、ビール(黒ビール以外)中の炭水化物量は100mlあたり3.1gとなっています。これはウイスキーなどの蒸留酒の炭水化物量が、ほぼゼロという値から比べるとかなり多いような気がします。

酒類のアルコールは色々なものの吸収を促進すると言われていますので、この量が入れば血糖値は上がりそうです。しかし炭水化物というのは、糖類がつながった多糖類の総称ですので、必ずしもすべてが消化吸収されるわけではないようです。

非消化性炭水化物の代表的なものがこんにゃくで、この成分であるコンニャクマンナンはヒトは全く消化することはできません。また炭水化物の代表がデンプンですが、これはブドウ糖が非常にたくさんつながったもので、これは消化してブドウ糖として吸収されます。ところが同じブドウ糖がつながったものでも、結合方法がチョット異なるとセルロースとなり、これは全く消化できません。

つまり炭水化物といっても、消化吸収できる方が少ないと言えるようです。食品では炭水化物を人間が利用できるものとできない物に分けています。そして利用できるものを「糖質」、できない物を「食物繊維」と呼んでいます。

もうひとつ食品成分の分析の問題があります。ビールなどでは水分やアルコールなどの揮発成分を除いて、残った固形分を分析していきます。この時炭水化物は直接分析するのが難しいようで、タンパク質や脂質、ミネラルなど分析しやすい物質の量を測定し、残ったものを炭水化物とすることが多いようです。

そこでビール中の炭水化物を、この利用可能かどうかということも含めて分析すると、人間が利用可能な炭水化物は「ほぼゼロ」という結果が出るようです。つまりビール中にはかなりの炭水化物が含まれているが、大部分が食物繊維で糖質はほとんどないということになります。

ビール系飲料では糖質ゼロをうたい文句にして宣伝している物もありますが、どうもビールにはもともと糖質がないようです。これがタイトルのビールを飲んでも血糖値が上がらない理由となるわけです。

これで安心してビールが飲めるようですが、私の感触ではビールを飲むと満腹感が出るようで、単に糖質だけではない要素があるのかもしれません。