旅つづり日々つづり2

旅のような日常と、日常のような旅の記録と記憶。

エベレスト3D

2016年02月04日 23時22分35秒 | 日々のこと
去年の秋だったかな、「これは映画館で観なければいかん!」と
つわりゲェーゲェーやってたのに、這うようにして観に行った映画。

初めて3D映画。ヒマラヤの山並みやカトマンズの街が目の前に広がって
とても満足だった。タメル地区のごちゃごちゃした感じや(地震で崩れただろうな)
独特の混沌とした雰囲気が思い出されてしばしのトリップ。

ヒマラヤ登山に関する本を読むのが好きなのだが、やはり本での体験には
限界があり、いくら地図で説明されていてもやっぱり曖昧にしかつかめなかった。
ところがこの映画を観ることによって、ヒラリーステップがどのような場所なのか、
ベースキャンプがどんな場所なのか、イメージが鮮明にできるようになったことが
とても嬉しかった。

といってももちろん「知ってるつもり」になっただけなのだけど、本当に「知る」には
実際に体験するしかないのだから。・・・でも私が体験すると確実に死ぬな。ヒマラヤ登山。

初めての3D体験はとても素晴らしいものだった。
だけど本音を言えば、3Dでなくていいから、4Dでなくていいから、もっともっと映画を
安く、気軽に、誰でも観に行けるようにして欲しい。1,800円って高すぎないか?
朝早い上映や深夜の上映が増えると嬉しいのにな。赤ちゃん連れでも観に行けたらどこにも
行けない産後ママの気持ちもほぐせるのにな。(これは西宮ガーデンズで実施している。新開地の
映画館もごく普通に「いいですよー」と通してくれた)
若い人が「今日はヒマやから映画でも観に行くか」と日常の選択肢のひとつになればいいのにな。
読書もそうだけど、始まった瞬間にどこか遠くへ、あるいは心の奥深くへ、連れて行ってくれるものだから。

私はものすごく映画好きなわけではないし、俳優さんの名前はほとんど覚えることができないし
(カタカナだとまずお手上げ)何も偉そうなことは言えないけれど、あの2時間と少しの時間に
救われたことが何度あったことか。
現実の友は何よりも人生の支えだし、美味しい食べ物もお酒も心を満たしてくれるけれど、
忘れらないワンシーンやちょっとしたセリフがその後ずっと心を豊かにしてくれることもあるのだ。

さあ、今日も少しだけ本を読んで眠ろう。

本を読み始めると根を詰めて読み切らないと気が済まない私。気づくと夜中の3時、4時になることも
しょっちゅうだし、あまり大きな声では言えないが続きを読みたすぎて仕事を早退したことも
一度や二度ではない・・・(すいません)
どうやったら本一冊を大事に少しづつ読めるようになるのか、誰か教えて欲しいです。
おかげで物語の一番いいところに辿り着くころは頭の中がフラフラで、一番味わい深いはずの
エピローグなんてほとんど執念で読んでいる始末。ああ、もったいない。


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