旅つづり日々つづり2

旅のような日常と、日常のような旅の記録と記憶。

ツイッターに引っ越しました

2021年06月02日 17時20分01秒 | 日々のこと
お久しぶりです。
いろいろと思うところがあって、ツイッターを始めることにしました。
世間というものがもしあるのなら、10年以上遅れていますが、
今さらドキドキです。

四十路を余裕で超えてもまだ己の道を見つけることができず
右往左往していますが、(しかも時々幽体離脱してるし)
もしよろしければお引越しにおつきあいくださいませ。

相変わらずスマホは持っていないので、PCからさえずります。
チュンチュン。

アドレスっていうんかな?なんていうんかな?

cozy-ma/awaji

@AwajiCozy と表示されているツイッターです。

よろしくお願いします。

旅つづり、日々つづりの日々・・・ありがとう。

2020年

2020年12月31日 18時32分36秒 | 日々のこと
大晦日、ブレーカーがぶっ壊れて停電というハプニングは
あったものの、電話した電気屋さんが10分で見に来てくれて
3分で直してくれて、無事に年越しできそうです。
ありがたや。ありがたや。
人口が少ないっていいなあ。

いろんな分岐点になるであろう2020年。

しっかり自分のまんなかで受け止めて、また明日からも
歩みを進めていくのみです。

どうぞみなさん、それぞれの場所でよいお年を。

2020年12月31日
小島 梢

セカンドオピニオン無残に終わる

2020年11月24日 17時37分42秒 | 日々のこと
で、いってきました。セカンドオピニオン。

「がんばったらシールもらえるからな」
「泣かへんかったらシールもらえるからがんばって」

4歳と3歳の子どもたちに励まされながら受診。

結果は同じ。これ以上の治療は無理とのこと。

チーン。
母ちゃん、17時から飲んでます。氷結二本目なう。
ワインにいくかどうか迷い中。(多分いくやろう)

ダンナ氏(一応)心配して17時半に帰ってきてくれた。ありがとう。

母ちゃんが今喉から手が出るほど欲しいもの。それは・・・歯。

えーん。えーん。怖いよお。
逃げたいよお。


歯が・・・もたない

2020年11月18日 21時39分22秒 | 日々のこと
10代、怖すぎて歯医者に行けなかった(行かなかった)
20代、お金と時間がなくて行けなかった(行かなかった)
30代、妊娠と出産でボロボロになるのを自覚していたが行けなかった
40代、4人出産を終えて育児が一段落したら、歯がリタイア宣言してた
↑いまここ。
これからどうしてよいのか途方に暮れている。

もともと形成不全だった私の歯。奥歯が生え変わった記憶がない。
・親知らずは奥歯の下で真横に生えていたのを口腔外科で取り出してもらった。(左下)
・虫歯になったので抜いた(右下) 
・弱いのが分かっていたので長期旅行に出発する前に先に抜いた(右左上)

そして二人目出産の後、ボロボロになった左下奥歯も抜いた。

そこからなんとか残っている歯を大事にメンテナンスしてきたのに、右下奥歯が
もうもたない、らしい。あごの骨まで溶けてしまっている、らしい。
舌で触ると明らかに膿の袋があるし。

このまま抜くしかないのかな、と考えるととても気持ちが暗くなる。
だって、噛めない・・・前歯には前歯の役割があって、奥歯には奥歯の役割がある。
慣れるし、ある程度は適応するのだと、様々な経験からわかっちゃいるけれど
それでもやっぱり不安しかない。

「歯がなくたって死ぬわけじゃない」
「カマキリ母さんなら産卵した時点で死ぬわけだし」
「サケだってあんな長い旅をして、卵産んで、死ぬんだし」
「四人も産んだらそらこれぐらいのダメージあるだろうし」

いろいろと言い訳?発想の転換?を試みてみるも効果なし。

人間の子育て、長すぎ!!! 出産だってあんなにしんどいのに、その後
約20年近くも面倒みるなんて無理!!しかも最初の1,2年は全く身動きとれないし。

後悔しても仕方ないけれど、どうすればよかったんだろう。
せめて来週抜く前に、セカンドオピニオンを取りにいってみようと思う。

わかっちゃいるけど、初老の男性歯科医にこのやりきれなさは伝わるまい。
軽くあしらわれて、ショボンとしてしまった。

歯のことと、老化まっしぐらの自分の身体のことしか考えられない今日この頃。
いろんな可能性を妄想して、エンディングノートを書かねばと焦るぐらいなら
今日一日をもっと有意義に使えよワタシ!ともう一人の自分が突っ込んでいる。

いたいのいたいのとんでいけー。遠いお山の向こうにとんでいけー。
そんな魔法はもうきかないとわかっちゃいるけど。言ってほしい夜もあるのです。



山の校長先生を偲んで

2020年11月11日 00時02分38秒 | 日々のこと
どんなに晴れてもどこまでも晩秋の気配に包まれた今日
ポストに喪中葉書が入っていた。

ユーロトレックで関わった方たちが、もしもまだこのブログを読んで下さって
いるのであればお伝えするのが私の役目なのかな、と思うので記します。

山の校長先生が今年の6月に永眠されました。79歳だったそうです。

日帰りツアーでは集合時間よりも必ず早く、誰よりもしっかりとした装備で
ニコニコと立っていてくださいましたね。

どのお客さんよりも山に詳しくて、歩行に安定感があって、「前か後ろに
校長先生がいてくれる」と思うだけで私は安心していました。いつもいつも。

ツアーを発表するといつも一番に予約を入れてくださいましたね。とっても
おちゃめなイラストを付けたメールで「〇月〇日、参加します」それだけの
シンプルなメールでしたが、どれだけそのメールが嬉しかったことか。
どれだけ助けられたことか。そして雨が降ろうが、人数が少なかろうが、
必ず参加してくださいましたね。

スノーシュー、夕焼けハイク、屋久島、ハワイ、いつもの六甲山、たくさんの
山を一緒に歩きましたね。美味しい山ごはん、たくさん一緒に食べましたね。
写真たくさんたくさんありがとうございました。

アホでアホで仕方なかった私のことを叱らずに、バカにせずに、いつでも
私たちのツアーを尊重してくださったことのすごさに気づいたのは、辞めてから
何年もたった後でした。

年賀状だけのやりとりが続いていく中で、私の中ではいつまでもあのままの
校長先生でした。私たちのツアーに遭遇した他のグループの方がいつも
不思議がっていましたね「一体、なんの集まりですか?」と。
年齢もバラバラ、服装もバラバラ、山経験もバラバラ、でもみんなゆるやかに
つながりあって山歩きを楽しんでいる。本当に本当に自慢のツアーでした。
そのまんなかにいつもいてくれたのが校長先生でした。

始まりはお客さんとへなちょこアホガイドでしたが、人生で大切なことを
その生き方から学びました。風貌だけではなく私の心の校長先生でした。
山を歩きながら何気なく交わした会話が次から次に思い出されて涙がこぼれます。

今年の年賀状は「剣岳」登頂の写真でした。最後まで山歩きを楽しめた人生
だったのだと思いたいです。

空の高い高いところから見下ろす今年の紅葉はきれいですか?
どの山よりも高いところにいかれてしまったのですね。

あの時アホすぎた私は25歳だったのに、41歳の今も私の心のどこかの部分は
校長先生に頼りっぱなしのアホな私のまんまです。叱られることすら想像
できずに笑い転げて飛び回っていました。

子どもを連れて六甲山を歩きにいきますね。
ご冥福を心からお祈りします。ありがとうございました。

そしてこれを読んでくださった、あの時一緒に山を歩いた“あなた”にも
“あなた”にも全ての方たちにありがとうございます、と伝えたいです。

でも本当に淋しい。
頭では分かっているけれど、心がついていけない。大事な人に出会ってしまうと
ずっと大事に思ってしまう。いつまでもおんなじ気持ちで追いかけてしまう。
もう10年以上も前のおぼろげな記憶がちっとも薄まってくれない。昨日の事と
同じような精度でいつでも取り出せてしまう。

「梢ちゃん、今あなたがやっていることの意味が分かるのは何十年も後の
ことなのよ。」

一緒に山歩きをしてくださったヨガの先生に言われた言葉を泣きながら思い出す。
きっと校長先生もそう思いながら、どうしようもなくアホな私の後ろを歩いてくれて
いたんだろうな。上手に忘れることが大人のたしなみなのだとしたら、私はダメだ。
全然ダメだ。そのダメさ具合にまた泣ける。

明日起きたら、またがんばろう。