旅つづり日々つづり2

旅のような日常と、日常のような旅の記録と記憶。

進水式と餅まきへ

2019年03月19日 21時59分57秒 | 淡路島のこと
近くの造船所で完成した船の進水式と餅まきがあったので行ってきた。

日曜日の新聞にはしょっちゅう「〇〇でふるまいと餅まきおこないます」と折込が入る淡路島。
「なんでこんなに餅まきが好きなんだろう?」と前々から疑問に思っていたのでそれが解明される
いい機会かも知れない。とワクワクしながら行ってきた。

進水式は吹奏楽団のファンファーレで幕を開け、神主さんの祝詞があったりしてなかなか
厳かな雰囲気・・・のはずなのだが、我々その他大勢の地元住民は餅まきのことしか考えていないから
隅っこのほうで待機しながらもそわそわ。造船所の方が「餅はたくさんあります。決してけがをしない
ように落ち着いて拾ってください。」「上ばかり見ていると危険です。落ちた餅を拾ってください」と
必死に言っているが、だーれも聞いちゃいない。とくに年寄りの熱気がなんか、すごい。
「そんなに餅まきって本気なん?」と周りの母さん仲間たちに聞いてみると「うん。ほんまにすごいで」
「すぐにわかるわ・・・(フフフ)」「私の母親は昔腕を脱臼した」「ベビーカーとか無理やで」
「ヘルメットいるかも」「餅を追っかけて海に飛び込んだ人がいた」などなど、なんだか信じられない話が
次々にでてくる。その間にも年寄たちはじりじりと船の方に近づいていき・・・「まだですから!!」と
制止されていた。

「なんやこれ??」
おもしろすぎる。

で、始まった餅まき。
船の甲板から容赦なく弧を描いて降ってくる餅とお菓子。「おーー!!」というどよめき。
大の大人が餅に目がくらんでしりもちをついて倒れるだなんて!!もんのすごいカルチャーショック。
子どもと大人(っていうか年寄)はエリアを分けられていて(多分危険だからだと思われる)
みんな拾った餅を持参した袋に次々と入れていく。
私はちび二人と一緒に少し離れた場所にいたので、直接餅が降ってくることはなかったが、造船所の方が
「ほいっ」「ほれっ」とどんどん餅やお菓子をつばさの袋に入れてくれたので大変恐縮した。

あっというまに餅まきが終わると、いよいよ船が海に浮かべられる。
造船所の人たちや船主御一行様が一列になって見守る中、感動のその瞬間。
地元住民はと言えば・・・つづく。

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