旅つづり日々つづり2

旅のような日常と、日常のような旅の記録と記憶。

年子育児

2018年04月30日 21時30分23秒 | 日々のこと
今朝起きて一番にしたこと。
PCをたちあげて「淡路市、一時預かり、6か月」で検索。

とにかく少しの時間で構わないから一人で眠りたい。
夜泣き、授乳、咳、その他もろもろ、熟睡できない日々が続いている。
眠る時間が足りないわけではないと思う。眠りの質の問題だと思う。

思考がどんどん悪い方向へいってしまう。見る夢はもちろん悪夢ばかり。

つばさが成長してトイレに行けるようになった。おむつを外すということは
それだけ間に合わないこともあるわけで、一日中つばさのおしっこをふいているか
あおのおしめを換えているか、授乳しているか、つばさのイヤイヤ期につきあっているか
ごはんつくっているか、洗い物しているか、そのどれか。

なんか、罰ゲームみたいや。

駆け込んだ一時預かり保育施設で面接と登録まで済ませてきた。
「四人も子どもがいるだなんてみえないわ!!おかあさんとってもはつらつとしてるから!!」と
微笑まれて発狂しそうになった。「またこれや。うるっさい!!!」
よその子どもがいる場所に身を置くと、どうしてもニコニコしてしまう自分がいる。
子どもがいる場所がやっぱりどうしても好きなんだワタシ。なのに、自分の子どもにはそれができない。

今日自分のためにできたこと。
麦茶を飲む。新聞を読む。酒を飲む。ブログを書く。こんだけ。

顔も洗ってない。もちろん顔も髪も洗ってない。(1歳と0歳を一人で風呂に入れてどうやって洗えと??)
ここに知り合いはできたけど、休みの日に遊んだり、気心なくしゃべることのできる人は誰一人いない。

子どもが寝たらごはんを食べようと毎晩思うのだけど、子どもが寝たらお菓子しか食べる気がしない。
フルグラで終わらせることも多々あり。だっていつギャーって泣くかわからんし、何をやっても中断されるから
何もする気が起こらない。これを自分の時間というのか??

青が小さいのも実はすごくすごくひっかかっている。7か月で6キロ。成長曲線に全然追いついてない。
青が離乳食食べているときにつばさがおしっこもらしたり、隣でギャーギャー泣かれるとすごくイライラする。
それだけ「青に食べさせる」ことに対して神経質になっている証拠。気にしてない。大丈夫。と言えば
言うほど実は気にしている自分がいることに気づく。

ダンナ氏と育児を一緒にしている実感はあるけれど、仕事があるっていいよなーと心底思う。それも
よくないサインだ。今までの経験からいって。こんな罰ゲームみたいな一日を誰かに評価してほしいだなんて
ちっとも思わないけれど、育児は孤独だ。

子どもの寝顔を見れば、全ての苦労を忘れるって??そんなわけない。寝言は寝てから言ってくれ。
24時間、365日、我慢して、がんばって、母親なんてできるわけがない。
「母親のかわりは世界中どこを探してもいない」そんなこと、母親が一番よく分かってるわ。
だからこそ、誰かに代わってほしいんだよ。

歯が痛い。目眩がする。髪の毛がごっそり抜ける。もちろん肩も腰も痛い。眠りたい。自分のために使う
お金を自分で稼ぎたい。

結論。年子育児、なめてました。
見直しもせず送信。明日はまた新しい一日。きっとよくなる。今だけ。今だけ。

種を蒔く人

2018年04月26日 14時53分52秒 | 淡路島のこと
昔教え子に「蒔人くん」というかわいらしい男の子がいた。
いい名前だなーと思ってずっと記憶に残っている。
私の子どもにもつけたいな、と考えたが「こじま まきと」は舌がもつれそうなので断念。

苗植え無事に終了。大きくなってくれることを願うばかり。台所から眺めてひとまず満足。
昨日の夜読んでいた本に難民の方のインタビューがのっていた。
(「国境なき医師団をみにいく」 いとうせいこう/著)

「今一番欲しいものはなんですか?」と尋ねられた女性が「種です」と答えていた。
種があれば作物を育てて子どもに食べさせることができるから、と。

なんて力強い答えなんだろう、と思った。難民の子どもが「学校の先生になりたい」
「医者になりたい」と答えるのと同じくらい力強い答えだな、と。

力強い人たちにどうか力を。光を。

フェアトレードのものを購入するとか、買い物の前に少し立ち止まることや、新聞を
読み飛ばさないことくらいしかできないけれど、今この瞬間も世界中のいたるところで
同時進行で進んでいる誰かの人生に思いをはせることは忘れてはいけないと思うし
その手触りや温度や空気を感じるために旅をしてきたのだから、今の生活と切り離して
しまってはいけないな、と静かに再確認する読書だった。ようするに考えることをあきらめたら
私は世界を見捨てることになるし、それは世界が私を見捨てることになる、ということ。

種を蒔く人。
私の手はまだまだ使い道がありそうだ。

さて、お迎え。いっそがしい夕方がやってくる。そのあとに訪れる静寂の夜をイメージしながら
静かに、落ち着いて、怒鳴らずに、ドタバタせずに、さあ!やってみよう。よーいどん。

育てること

2018年04月25日 14時16分12秒 | 日々のこと
子どもと植物。
よく似ている。

待ったなしだ。

こちらの都合は関係なし、お金をいくら積もうと関係なし。
ごはんを与えないと死んじゃうし、水をやらないと枯れてしまう。

夏野菜の植え時は今しかない。こんなにやることてんこ盛りなのに
「スイカ、スイカ・・・」とつぶやきながらビニールハウス脇に併設されている苗屋さんへ。

じいさん、しゃべるしゃべる。帰してくれない・・・(涙)
コインランドリーで大量の洗濯物を乾燥させている貴重な1時間がどんどん過ぎていく。

そのうちじいさん「隣のハウスで育てている苗の方が出来がいいから、今から取ってくる。
ここで待っときなさい」と言って軽トラに乗り込みどっかいっちゃうし・・・
ビニールハウスに置き去りの私と青。「ふぅ」とひとつため息をついて、今日はもうこの流れに
のることにする。ここは沖縄か!?

お金を払おうとすると「100円」と言う。「ただであげたものは育たないって言い伝えがあるから
100円でいい」と。「まあ、とにかく植えてみなさい。ダメなら来年もう一度やり直せばいいから」とも。


スイカ、メロン、トマト、きゅうり、なすび、「これだけあれば大丈夫夏野菜セット」だ。
「5月になったらサツマイモ!!」と念を押されてビニールハウスから手を振ってくれた。

畑の先生がまた一人増えました。

育てることで育つワタシ。(そうでありたい)

自分のことなんてなーーーーんもしてないのに、顔を洗うのが精一杯なのに(それすらできない日もある)
いろんなものを育てまくっている。

連休ずっと淡路におります。お立ち寄りくださいませ。雑草抜いたり、お茶飲んだり、赤子を抱っこしたり
できるよー(笑)自然とのふれあい、忘れていた人間とのふれあい、情操教育ならぜひ我が家へ(笑)

ほうきとルンバ

2018年04月16日 22時36分54秒 | 日々のこと
引っ越して来た時、物置の端っこでキラッと光る真新しいほうきを発見。
「ほれ、引っ越しで汚れると思って一本おいといたよー」と。その心遣いに感謝。
ルンバを購入するかどうか迷っていたのだけどどうしても踏み切れず
(これ以上電化製品を増やしたくないという気持ちと、家事にできるだけエネルギーを使いたくない
気持ちのせめぎあい)まずはこのほうきを使うことで様子をみることに・・・

ほうき。超便利やん!!ささのさっやん!!
朝起きて2階から階段、一階をさーっと掃いてそのまま玄関から外にポイっ。10分もかからない。
そして電気を使わない。ものすごくすがすがしい気分。

もちろんルンバのようにほこりひとつ残さずというわけにはいかないし、隅々までピカピカに
なるわけではない。

でも変わらなければいけないのは私の方なんだなーとほうきで掃除しているといつもそう思う。
多少ほこりが残っていようが、おおらかに優しく掃除できるほうきが今のお気に入り。
完璧を求めるのはもう無理だ。それよりも“暮らし”のリズムを乱さないほうきの静かさと謙虚さが
なんだか心地よい。コンセントに何かを差し込むたび「この向こうは原発なんだよなぁ」と
やりきれない思いを抱えている。電気を使わない“暮らし”は無理だけど、それでもこれぐらいの
ゆるやかさで毎日を整えることができるなら、もうそれで十分だと思えるようになった。

それにしてもほこりとゴミ。幼子が4人もいるとこんなにも汚れるのか!とびっくりする。
「生きてるんやなー」と妙にしみじみとした気持ちになる。こんな繰り返しが子育ての一番の
記憶なのかもしれない。かあちゃん今日もゴミ箱をぎゅーぎゅー押してます(笑)
コンポストはやっぱり怖くてまだ使えない・・・ううっ。

畑が待ってるがな・・・

2018年04月11日 23時07分15秒 | 淡路島のこと
マイ畑。めっちゃ広い。ほんでめっちゃ手入れが行き届いたパーフェクトな状態で譲り受けた。

水菜は収穫をサボって花を満開にさせちゃったし、ほうれんそうはようやく全部食べた。
青の離乳食なんてすり鉢一回分を畑で引っこ抜いてゆがいてゴリゴリすりつぶしてはいアーン。
どんなレストランよりごちそうやん。セレブやん。おかげで離乳食順調に進んでます。

文旦もあとわずかになってきたし、毎朝天気の良い日は畑と庭をぐるりとひとまわりして点検。
散歩っていうか点検。とにかくこれを維持できるんかどうかがとてもじゃないが自信なし。

「春になったら始めよう」と蓋をあけていないコンポストはどうしたもんだか・・・
やりたいし、やる気満々なんやけど、おじけついている自分がいる。ううっ。軟弱すぎるでワタシ。
虫や匂いごときにひるんでるし。


たまねぎとにんにくはご立派な状態ですくすく育っている。なんかの豆?は成長しすぎて横に
はみだしてきた。ええんか?上にいけよ。上に。

ハーブはもう何がなんだか。とりあえず全部いいにおいするからOK。片っ端からお風呂に入れてみる。
うーん。よくわからん。

チューリップがそこらへんにバンバン咲いている。あまりにも気持ちよさそうに咲いているから
ハサミを入れる気にならない。窓をあけて眺めてるだけで十分。

この子たちを全部引き受けることがこのワタシごときにできるんだろうか・・・それを考えると
頭がクラクラする。
耕してもらった畑のフカフカの土が待っている。「何を植えても大丈夫」とお墨付きをもらった土なのに
どうしていいのかわからない私が呆然と畑を眺める日々。

晴れたらまたみに来てもらおう。この家を譲ってくれたナイスなご夫婦に。
「大丈夫、焦らない焦らない」ってまた笑われるだけやろうけど。
77歳と83歳で自力で引っ越しをされた素晴らしいご夫婦。「えっ?大変だったのでは?」と
驚く私に「楽しかったわよー」とさらりと答えた姿が最高にかっこよかった。私の淡路島暮らしの師匠。

心はヒマで体は忙しい。
4人の子どもが眠ったら、ついついついつい飲んでしまう・・・ずぶずぶ。ごぶごぶ。
母ちゃん毎晩自分のグラスも洗わずに寝てるで。しらーん顔して朝起きて洗うからいいねんけど。
こくしぼり。美味しい。そら氷結も値下がりするわ。さっ。寝よ。