ハッピ~バァ~ス~デェ~、オカン

2004-07-16 | 日記
このクソ暑い時期に母は産まれたんやな

実は私、長い事母の誕生日を知らなかった

以前、ヒョンな事から戸籍をじっくり見る機会がありましてそれで母の誕生日を知ったのです

30?多分30歳、それから一個も歳イってへんし・・・若いままやんな

私なんかとっくにオカンより年上やし・・・なんか損した気分やし・・・

母とはたったの4.5年しか過せなくて後は思い出も殆ど無く母の事は週刊誌で知った位やし

子供の頃、テレビの画面に写る母の姿を見て不思議やった

訳も解らん癖に勝手な憶測で偉そうに言うテレビの画面の中の人達をウッスラと憎んだ

学校の外で待ち伏せしてる週刊誌の人達・・・私の知らない事ばかり教えてくれたけど・・・

子供やった、誰も母の事を真剣に教えてくれる大人が居なかった

ウッスラと記憶に合った筈の母の顔が沢山の大人の話に汚れていった

親は子供を捨てれる、でも子供は決して親を捨てない、

以前ある施設で母親に売春させられていた子がいた

泣きながら母親を小さな身体で庇い守りながら私が悪いねん、お母さんは悪く無い。叫んでいた

母親の酒代の為に酷い事させられてるのに・・・命がけで母親を庇っていた

親だって好きで子供を捨てる訳やない、事情があるんや・・・そりゃ~そうやろ

子供は少なくとも大人として見て貰えるまでは子供やねん

生きて行くのに子供やと何かと不利で大変やねん

早く大人になって誰にも文句言われんと好きな事して生きて行ってやるんじゃ~

早く大人になって・・それが私の呪文、魔法の言葉、その言葉だけが支えやった

母の誕生日、私は絶対に子供を産まないって決めた日からそれだけは守れてる

アナタが産まれてくれたからこそ私が今こうして生きている

オカン、産まれてくれてありがとう、そしてヤッパリ死んでてくれてありがとう

多分生きていたら私は多分こんな優しい気持を素直にアナタに言えないと想うもん