
9日朝8時 雪をかぶった梅の花(自宅庭)
結局晴れて雪のあとかたもなく消えた。
2月10日(木曜日)

東京の


*****************************
苗字を知ればルーツがわかる。
こんな研究をしている先生もいるんだ!面白いので記載しておく。
自分の苗字である「丹羽」が、なぜ「ニワ」と読むのか、不思議に思ったんです。
「タンバ」と読む人もいて、そうでない人もいる。
周囲にも「四十八願」さんという変った苗字の人もいたりして、なぜそう読ませるのか、
どうしてその苗字になったのか、誰に聞いても釈然としませんでした。
そういった素朴な疑問がきっかけです。
丹羽基二氏調べ。
苗字は地名姓、氏名姓、建造物姓、信仰姓、物象姓、職名など、由来はさまざまであるが、
多くは地名に関係する。
ちなみに第一位である佐藤さんの「佐」は藤原秀郷の居住地、
下野国佐野庄(栃木県佐野市)を示し、藤は藤原姓の故地、
大和国高市郡藤原里を表すという。
姓氏の型に「氏名(うじな)」とあるのは「藤」が藤原氏の氏名であるため。
また、「職名」とあるのは秀郷の後裔公清が「左衛門尉」という役職についており、佐藤氏はここから発祥という説もあるため
実際、どのように調査を進めたのかというと、とにかく全国各地のお墓を朝から夕方まで見て歩きました。不謹慎なようですが、お墓にはちゃんと苗字と名前が刻まれているので、資料の正確さでは随一ですから・・・。
そうやっている間に、
墓石に刻まれている家紋も苗字と密接に関係していることを発見しました。
祖先のルーツを辿る場合は苗字と家紋をセットで考えると、
比較的ルーツが判明しやすいんですよ。また、墓場ばかり巡っている間に
仏足石や墓場そのものも面白い存在だなあと思ったりして、苗字を軸にさまざまなことへ興味が広がっていきました。
苗字を変えることをタブー視しなかった日本人
──なんでも、日本人の苗字は30万種類もあるそうで、
その由来も祖先の居住地の名称からきたものや、
一族の血統を表したもの、職業からきたもの等、
随分といろいろあるそうですね。
どうして日本にはこんなにも沢山の苗字があるのでしょうか?
日本の苗字の多さは世界一でしょう。
苗字の種類が多い理由の第一には、漢字が導入され、
表記の方法が多様化したことが挙げられます。
例えば同じ「つちや」さんでも「土屋」「土谷」「槌谷」など、
表記の方法はいろいろあります。
同じ音でも、血筋、家系の本流支流、仲間だとかを意識して区別をつけようと、
異なった漢字をあてたことも要因の一つです。
一方、ヨーロッパなどは音表文字ですから、
アクセントやイントネーションで変化をつけるのが精一杯。
漢字でバリエーションをつけられる日本人の苗字は、いくらでも増える可能性があり、
世界でも類を見ない突出した種類の豊富さにつながったのでしょう。
日本の苗字が増えた理由には、漢字の表記による他、もう一つ別の理由があります。
それは、日本人は苗字を単なる家名として捉えていることです。
つまり、「みだりに変えるものではない」という思想が強くなかったからです。
例えば、中国の苗字は大体1000、韓国は250程です。
これは大陸的な事由、つまり、陸続きで絶えず他民族を意識した結果、苗字を変えることを拒んだからでしょう。
すなわち、同じ苗字を持つものは、同じ血統であり、同じ祖先であるという民族意識の
表れだともいえます。
それに比べ、日本は島国で、大陸ほど他民族を意識することはなかった。
元を辿れば、日本人の多くは天皇という同一祖ということで、
「苗字を変えることはタブー」という意識が少なかったのでしょう。
実際、日本人は住む所を変えるたびに従来の苗字を変えたり、
一部を変化させたりしてきたようです。
──かつての中国や韓国においては、苗字は一族の証だったんですね。
そういえば、韓国ではつい最近まで、同姓で家系の始祖の出身地やルーツが同じだった場合は、結婚ができなかったと聞いたことがあります。
日本人の苗字の8割は地名に由来している
──一方、日本では地名や氏姓などいろんな由来があるようですが…?
由来で最も多いのは地名です。居住地や祖先の出身地を苗字にしたものが、8割を占めることが分りました。
例えば「田中」や「渡辺」などは、それに当る場合が多いです。
次に多いのが職業や屋号に由来するもので、「服部」は古代服部の子孫で衣服を織っていたことから、「鍛冶」は金属などで武器や農具などを作っていたことに由来します。
その次は職掌(官職)名からきたもの。
軍事に携わった「大伴」や、神事に携わった「中臣」などがそうです。
中には「豊臣」のように天皇から賜ったというようなものもありますが、そういった例は少ないようです。
、「家紋は絵に描いた苗字」。苗字ほどではないが、バラエティーに富み、デザイン的にも美しい家紋。

上段左より片喰(かたばみ)紋の代表:片喰、桐紋の代表:五三桐、蔦紋の代表:蔦、下段左より蝶紋の代表:揚羽蝶、木瓜(もっこう)紋の代表:木瓜、鱗紋の代表:三つ鱗
日本人の苗字はどうやら地名と切り離せないようで、苗字を調査することは地名を調査することだともいえます。
そもそも、自分の村を離れて「どこそこの土地のものだ」「どこそこの土地で生れた男だ」と名乗りを挙げたのが、苗字の発祥の理由の一つですので…。
地名の消失は文化と伝統の喪失

現在、由緒ある地名の消失が進んでいます。また、市町村再編にともなって、
それが加速していると言ってもいいでしょう。
地名は祖先を辿るヒントでもありますし、さまざまな伝統や文化の痕跡です。
そういった地名が失われつつあるのは非常に惜しいですね。
それにしても、苗字にしろ、地名にしろ、由緒を知ることは大事なことですね。
知ることで、祖先にも、土地にも、歴史にも、いろいろなことに関心が広がりますからね。
丹羽 そうなんです。由緒を知ることで大事にできることも多々ありますし、関心が広がれば、その人の人生もより充実するのではと思っています。
*****************長文になった。**********
昔は”お~い中村君”が一位だったよう記憶しているが、今は八位である。
佐藤・鈴木さんはここしばらくトップである。
これから家紋も少し見直してみよう。