秋が深まり、気温が下がり、日照時間が短くなると、海水温も徐々に下がり、
産卵を控えたカレイが浅場に寄って来ます。
2023年の夏が特別に暑かったため、例年より海水温度が高いまま下がらず、
投げ釣りで狙うカレイの季節は大幅に遅れてます。
11月も中旬になり、ようやく瀬戸内海や東海地方でカレイが釣れ始めました。
しかし私が出撃する北陸地方では、まだキスが釣れ盛っており、
カレイのニュースは聴けません。
ならば自分で確かめるしかないのか・・・
カレイ狙いのタックルを積んで出撃しました。
24日の午後に深谷の自宅を出発して、PM19:00に上越の木島釣りエサ店に到着。
ここでアオイソメ(400g)4,000円、紅イソメ(150g)2,000円を購入。
PM22:00に上州屋高岡店でユムシ10個2,200円を追加で購入。
ここ高岡店では上越地区では仕入れられない岩イソメやユムシも豊富に揃えてあるのです。
まあ、岩イソメも欲しかったのですが、フトコロ具合が厳しく、諦めました。
土日2日分のエサ代を考えると、イソメ最低500gぐらいは欲しいところです。
エサ代だけで合計8,200円も遣ってしまいましたから、もうこれ以上買えません。
日付が変わる25日AM0:30 珠洲市蛸島漁港に到着。
あれっ?暗いぞ!! 巻き網漁業の輪島丸船団がおらん。
夜中でも煌々と船上からの照明ライトが周囲を照らして、海中でも明るいことで
カレイが夜間でも活発に活動して集まってくるのですが、
今回到着したときには、ガラーンとして空き地になっていて、港内の岸壁を補修工事したり、
ロープを張って立ち入り禁止区域にしたりして、カレイにとって環境がすっかり変わってました。
それでも、暗いうちに三脚と竿を出しておき、朝まで車中泊することに。
すると夜間に相当強い雨が降り、気温がどんどん急激に下がり、雨から雹に変わりました。
25日は明け方から終始氷雨模様となりました。
まだ暗いうちから竿4本にアオイソメ房掛けで打ち込み始めました。
第1投から大きなアタリが出て、20cmほどの真鯛幼魚が掛かってきましたが、
これは水温が温かい証拠。リリース。
雨が小雨になっている間に急いでエサを打ち込み直して、車中からアタリを見張ることの
繰り返し作業でしたが、アタリは無いのに仕掛けを回収すると素バリでした。
AM7:30ごろから急にケムシが掛かりだし、なんとも面倒くさいことになってきたので
場所を少し移動することに。
いつも輪島丸が停泊していた場所に移動。投げ込むポイントが100mほど変わったか?
移動後はケムシが掛かることは無くなりましたが、
相変わらずアタリは無いのに素バリで帰ってくることの繰り返しでした。
仕掛けを回収する際にズシツと重さを感じるときもありましたが、お星様のしわざでした。
ダメです。魚の気配がまったくしません。
延々とエサの打ち込み作業を繰り返して夕方PM16:30まで粘りましたが、
エサのイソメが減るだけで、完敗です。
「ここ蛸島漁港にはカレイはおりません」と結論付けました。
場所を西海漁港へ移して明日に再挑戦することにします。