漁師じゃないんだから・・・

セオリーと言うヤツをすべて無視して釣りをするオヤジのブログです。          採算なんて度外視。遊びだからね。

2019.12.21 二度目の強行弾丸出撃 石川県志賀町西海港

2019-12-22 09:32:25 | 海釣り

 前回、11月に初めて竿を出した能登半島の西海港。

その秘めたるポテンシャルに魅せされて、

毎日、遠く東京の地から、マコガレイの姿を思い描いているうちに、

ずっと膨らみ続けた欲望はとうとう抑えきれなくなりました。

年末年始の帰省を兼ねて、チャンスあらば再び出撃しようと考えていましたが、

それさえも待ちきれず、金曜日の夕方ダッシュで首都高速へ乗り込みました。

週末の忘年会に誘われなかったのも幸運の兆しかも・・・

いや、誘われていても断ったかもしれません。←イマドキの若い連中みたいな行動。

金曜日、定時に仕事を終えて、まっすぐ自宅へ戻ってきた私は、

近所のスーパーで弁当4食分とオヤツを買い込んで、

ほかに釣り道具を思いつくままありったけ車に乗せて、

自宅から近い首都高速滝野川ICから乗り込みました。

 

ゼロ泊3日の強行スケジュールを敢行します。

齢50を超えたおっさんがやることではございません。

自宅の板橋から石川県能登半島の西海港まで片道550kmもあります。

往復の高速代が約20,000円、ガソリン代10,000円、エサ代5,000円

・・・なかなか痛い出費です。

当分は赤羽のスナックでカラオケ唄うの諦めました。

来年年明け早々の大相撲初場所を観に行くのを諦めました。

クリスマスは元から私には関係ありません。

 

滝野川ICから乗りこんだ私は、エサを買うために途中上越ICで降りました。

滝野川IC→首都高→外環道→関越道→上信越道→上越IC

いつもフィッシャーズ上越店さんでエサを購入してから

北陸道へ乗りなおすのですが、PM9:30に到着したら、・・・ ・・・

あららっ、店が閉まってますがな。

幸いにもすぐ近くの伊藤釣具店さんが開いていたので、

そこでアオイソメ5,000円分を購入。

 

北陸道の上越ICから再び乗り込んでひたすら南下。

富山を経由して小杉ICで降りた後、少し下道を走って、

能越道の高岡ICに乗り継いで能登半島を北上。

氷見・七尾を経由して、土曜日AM2:00志賀町西海へ到着。

約9時間かけて550kmを走破してきました。

 

日本海の天候がずっと悪く、雨や雪が降ったりやんだりしているので

車から離れることができません。

今回は車を横付けできる場所を探しました。

前回、初めて来たときに地元の釣り人から情報を得ていましたが、

しかし慣れない場所なので、しかも漁港の中なので、

地元の漁師さんに迷惑がかからないように、ポイントを探しました。

その他、天気予報から風向き、グーグル航空写真から水深、

さらには船の係留ロープの方向、干してある漁網などに注意して

竿を出せる場所を探しました。

 

下の漁港の航空写真の、赤マルが前回のポイント。

今回、竿を出したポイントは青マルの処に決めました。

 

 

せっかく遠くから来たので、投げ竿はいつもより多くの6本出しました。

朝まで仮眠したかったのですが、早朝のチャンスを考えて、

寝ずに暗いうちから準備しました。

 

実験的に、エサ箱にさくらエビを加えて、エビの匂いも付けたほうが良いのかな・・・。

 

前回に地元の釣り師から、仕掛けは2本針が良いと推奨されましたが、

エサの消費が早まるのと、根掛かりするリスクを考慮して、

1本針の仕掛けでやることに。

さくらエビも集魚効果に役立つかな?

 

漁協市場のある対岸まで約150メートル。漁船が頻繁に通るから、遠投できるかどうか?

明るくなって周辺の様子が判るまで、近投で始めました。

しかし、水深が足元から10m近くあり、とっても深いです。

 

能登半島や金沢でよく釣れてくる巻き貝が釣れてきました。

知らなかったのですが、石川県ではアズキ貝と言うバイ貝の仲間だそうです。

ちゃんと針を咥え込んでいるのが不思議です。

煮ると美味しいらしいですが、いままでポイポイ捨ててました。

 

 

穂先を叩くアタリで、かなりの重量感で上がってきた、デブ・グーフー

もしもコイツが食えたなら、全国の釣り人全員がニコニコ豊漁で帰れるのに。

あのですねー、

毎年全国で10人ぐらいの釣り人が、フグを自分でさばいて死亡しています。

皆さん、絶対にフグだけは素人料理しないように。

 

夜が明け始めて、薄明るくなってくると、ヒトデも掛かりはじめました。

コイツも、イソメを食べて針を呑み込んでる・・・不思議なヤツです。

 

 

 

こんなもんしか釣れんのか?

引っかかったんじゃないですよ。どれも釣り針を呑み込んでいるから、

「釣った」のです。笑。

しかし、東京からわざわざ遠征してきて、こんなもんしか釣れんのか?

 

次第に夜が明けてきました。

暗いうちにアナゴが釣れなかったのは残念です。

 

 

 

明け方に、めちゃくちゃキツいひょうが降ってきました。

5mmぐらいの氷の粒がパチパチ落ちてきて、フロントガラスが割れそうでした。

寒い冬や、天候不順な日は、車はほんと有難いです。避難場所が必要です。

 

 

AM8:30

朝になって、私の停めた場所の横に積んであった漁網の手入れのため、

地元漁師の皆さんが、作業を始められたので、

邪魔にならないように釣り座を少しだけ移動しました。

 

 

すると、移動して、左のクレーン船の底周辺に投げ込んだ竿が、

ゆっくり上下におじぎを繰り返して、道糸がダラーンとたるんできました。

おっ?、

きーたよ、

これはカレイだわ。

絶対カレイやで。

きたきたきたきたーぁ。

竿を持って軽くシャクリを入れて、巻き取ろうとすると・・・

ゴンゴン、グィーン、底へ潜ろうと、めちゃくちゃ強い力で抵抗しました。

?チヌとちゃうか?と間違えるぐらいで浮上してきたのは・・・

・・・

・・・

じやーん、

えっ?

あらっ、

イシガレイやん。

1匹目 38cm の元気なイシガレイ君でした。

 

もともと能登半島はイシガレイの聖地なのですが、ここ西海だけはマコガレイ狙いです。

 

しかし後が続きません。

マコはおらんのか?

昼までアタリはありませんでした。

地元の漁師たちの作業が悪天のため、すぐに中止になりました。

また、漁船も外海が荒れているため出船しないようで、

港内の航路へ遠投できるようになりました。

 

 

AM12:05

エサを付け直して投げ込んだ竿の糸フケを取るためにさびくと、

オモリの後ろに重たい感触が・・・。

竿を立てて、空アワセを入れて巻くと・・・

巻くほどに次第にグイグイ重くなってくるような感覚で、マコガレイが釣れました。

 

2匹目 32cmのマコガレイ君をゲットしました。

 

まあ、前回を上回る2枚のカレイを手にしたので、いちおう満足しております。

しかし、この2枚目は遠投した竿に来たので、このあとは、すべての竿で、

なるべく遠投するようにしました。

 

すると・・・

 

AM12:35 

穂先をチョンチョンと叩き続けるアタリ発生。

竿を立てて空アワセを入れると、掛かっていることは間違いないのですが、

そんなに抵抗しません。

ひょっとしてデカいフグかもしれない・・・

そう思いながら寄せてくると、茶色い菱形のカタチが・・・

ドバーッと血を吐きながらあがってきたのは良型のマコガレイでした。

 

 

 3枚目 35cm マコガレイ君をゲット。

 

完全に時合い突入、確率変動、連チャンの大チャンスかと思い、

エサを付け替えて、遠投しては、すこしずつ誘いをかけますが・・・。

寒いし、しんどい。

私が疲れてきました。

 

PM2:30

6本の竿を交互に投げ返して疲れてきたので、車でいっぷくしていると、

いちばん右の竿に、竿尻が浮くほどの大アタリが発生。

あわてて車から飛び出して、竿を手に取り、立てると、

遠くでグイグイ、ゴンゴン抵抗してます。

なんやろ?シーバスかな?

かなりの抵抗で、硬いBX-Tの竿が満月に曲がりました。

リールをゴリ巻きして寄せてくると、またしても茶色い菱形が浮上。

 

 4匹目 38cmのでっぷりマコちゃんゲットです。

 

もう4枚も釣れたから大満足です。

なかなか4枚も釣れんよ。

しかし、5枚目を狙う自分がそこに居るから恐ろしいです。

 

「あんまり欲張ると、帰りに事故るで・・・」 と、もう一人の自分が戒めます。

 

 

しかし、せっかく遠くから来てるんだから、釣れるだけ釣りたいし・・・。

残り少ないエサをたっぷり付けて、投げ込みなおして、

夕刻PM5:00まで粘りましたが、時間切れ終了です。

帰宅することにしました。

 

そうそう、記述しておくのを忘れてました。

ここにはケムシは居ません。

ケムシが掛かってくるだけでも憂鬱です。

これまでは能登島ばかり出撃していましたが、

もう能登島へは行かないかもしれません。

 

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追記:

 

日曜日の未明に無事に自宅へ戻ってきましたが、何もする気にはなれず

爆睡でした。

6時間ほど熟睡したでしょうか、さきほど戦利品を捌きました。

 

4匹とも抱卵したメスでした。

 

今回の成果

38cm イシガレイ メス

37cm マコガレイ メス

35cm マコガレイ メス

32cm マコガレイ メス