漁師じゃないんだから・・・

セオリーと言うヤツをすべて無視して釣りをするオヤジのブログです。          採算なんて度外視。遊びだからね。

2019.09.14 日本固有の淡水魚は何処へ行った? 東京都荒川

2019-09-15 12:18:05 | 淡水釣り

 昨日、涸沼川へ釣行したときのアオイソメが1パック余っていたので、

前々から気になっていたニョロちゃんでも釣りに行くかと思いました。

 

でも1パックだけでは、一晩粘るには少な過ぎるのでないかと思い、

サンマの切り身を塩で〆て、予備のエサとして準備しました。

 

 

夕方になって、自宅の板橋から手軽に行ける荒川へ出掛けました。

荒川の土手は車が入れる場所が少なく、しかも夕方になると、自動で柵が閉まるので、

釣り人の皆さんは自転車かバイクで釣行されます。

が、しかし私の釣道具は重装備なので、それは無理。どうしても車で入りたいです。

という理由で、秋ヶ瀬橋の付近で釣ることにしました。

 

 

 

 

 

釣り人があまり居なくて、のんびりと釣りができそうですが、

堰堤の下流側は濁っていて、流木や草木がプカプカ浮いてました。

 

まずは蚊取り線香を用意して、周囲に結界を張ります。

 

 

 

 

 

さてと、釣り始めましょうか。

運良くニョロちゃんが掛かってくれれば嬉しいのですが。

最初に試しでエサを付けずに思い切り遠くへ投げ込んでみました。

気持ちいいですね。

川の水は濁ってゴミはプカプカ浮いてますが、川底はフラットで平らでした。

流心の真ん中を通り越して、向こう岸へ届くほど、遠投しました。

そこからゆっくりオモリをズル引きしても、何も引っ掛かりませんでした。

 

昨日の涸沼川の様子もそうでしたけど、水面の見た目の様子と川底の様子は

ぜんぜん違いますねぇ。

 

 

川底の様子が判ったので、竿2本とも、アオイソメを1匹掛けして、流心より手前へ投げ込んで、

アタリを待ちました。

 

 

投げ込んですぐに、竿先を叩くようなアタリがあり、ゆっくりと寄せてきて・・・

ん? フナかな? コイかな? と思いながら抜き上げると・・・

 

 

おいおい、ここでもチーバスか。

この後も、ポツポツと同じようなチーバスが掛かってきましたが、全部リリース。

 

日が暮れて、中秋の満月が秋ヶ瀬橋の向こうから上ってきました。

 

 

 

 

 

 

釣っても、また釣っても、掛かってくるのは20~30cmのチーバスばかり。

派手なアタリをビンビン出してくれるのは嬉しいのですが、

リールを巻いて寄せてくるときの手応えの無さに、だんだん飽きてきました。

 

うーん、竿1本だけエサを変えてみようと思って、サンマの切り身に変えて

投げ込みました。

 

さすがに、サンマの切り身では、アタリは遠のきました。

その後もアオイソメを付けているもう片方の竿ばかりチーバスが釣れてきました。

 

やっぱりサンマなんて食ったことがないから川魚には無理かな?

と思い始めていた時・・・

いきなり、サンマを付けたほうの竿が引っ張り込まれて、

ガシャッ、!!

三脚がなぎ倒されてしまう事件が・・・。

 

やっ、やばい、竿もっていかれるう・・・

慌てて竿を持って、竿を立てると・・・

川の真ん中あたりでズシッと重くて、ゴンゴン抵抗してます。

投げ竿が久しぶりに満月に曲がりました。

中秋の名月の下で竿満月やあ~ ・・・なんて言う余裕もありません。

最初は、けっこう焦りました。

しかし、バレそうにないと感じると、少しココロに余裕が出てきました。

これ、これ、この引きですわー、たのしー。

 

鯉かな?

じわじわと手前へ寄せてきて、バシャバシャやってるうちに、

ナマズだと判りました。

まあ、ニョロちゃんでなくても、ナマズでも蒲焼はできるし・・・

と思いながら岸辺へずり上げようとしました。

 

すると尻尾が見えて・・・

ああー、普通の魚のような尻尾のカタチだあ。

絶望感が漂いました。

 

 

あっ、

いや、

コイツ、

うわー、

アメリカナマズのキャット野郎や!!

 

 

 

超下品なヤツ。

食えん。

ホンマ、疫病神やのう。

 

 

 

おまえさんのことを、朝霞のキャット君!! と呼んであげましょう。

おまえさんは、本来なら特定外来魚だからリリースすることはできんのじゃが、

勝手に自分で転がって川へ戻ることはいいんじゃないか?

ということで、

この超キモいキャット野郎から針をはずした後、1分ほど放置していたら、

いちど自分で跳びはねたあと、川へ向かってゴロゴロゴロゴロと転がって落ちてゆきました。

バイバイ。

 

PM10:00 とつぜん曇ってきて、夕立のような雨が降ってきたので、

中止して帰宅することに。

 

荒川のセイゴは食えるのか?

試してみようと、この日釣れた大きめの2匹を持ち帰りました。

 

 

しかし荒川で釣りをしているのに、フナやコイ、日本のナマズ、ウナギが

釣れんとはどういうこと?

 

 

追記

この場所、闇夜に背後の草むらでガサガサと音がしたので、ヘッドライトで照らすと、

アライグマが居ました。


2019.09.13 初めての場所は小さいのばかり  茨城県涸沼川

2019-09-15 09:36:14 | 海釣り

思えばまともに投げ竿で夜釣りをしたのは6月の袖ケ浦釣行が最後で、

タコを追っかけたり、貝堀りに夢中になったり、・・・

釣りらしいことをするのは3か月ぶりです。

今週はずっと、あーっ、竿を振りたい。ズッシリと重いヤツを釣りたい、

という衝動に駆られておりました。

でも海は台風15号の影響が出てるからダメかな?

くるま横付けにして、どっしりと腰を据えて、貫徹で夜釣りできる場所は、どこかないかな?

とグーグル地図を見ながら、涸沼周辺のポイントを調べていると、・・・

涸沼川のポイントで、まだ一度も竿を出したことのない場所で、なかなか景色の良さそうな

ところを発見しました。

3連休前の金曜日ですが、いてもたってもおられず、仕事を午前中に済ませて帰宅し、

帰宅後すぐに首都高速に乗り込んで常磐道を北上しました。

大洗ICで降りて、夕方には涸沼川の目指すポイントに到着しました。

 

初めて来たポイントですので、あちこち観察しました。

 

まずは竿を出したい場所ですが、涸沼川の流れがカーブにさしかかって、

ざわざわと乱流になっていて、なにやら大物が潜んでいそうな雰囲気があります。

 

 

 

 

足元には蛇籠が沈められており、よく見るとその中に、小さな磯カニが沢山いました。

 

とっても魅力に思える場所ですが、車は横付けできません。

駐車スペースもありません。

このポイントの背後は狭い道路と田畑で、すぐ横に民家もあり、夕方に到着した時には、

この田畑でご主人が作業されておられました。

挨拶をしていろいろ訊くと、ご主人から、このあたりの駐車場所や、川の底の形状などを

丁寧に教えてくださいました。

御主人に言うには、この日午前中に入っていた釣り人は、昼前に30cmほどセイゴを4匹

釣ったそうで、スズキの大きいヤツは居ない、とのこと。

近くに1台だけ駐車できる場所を教えてもらい、車から降りたときに、やぶ蚊がぶんぶん

飛んできたので、まずは虫対策から考えました。

 

 

さてと、釣りの陣地を築きましょか。

三脚を2つ立てて、竿4本体制で、太目アオイソメをチョン掛けにして、

ドボンッと川の中ほどに放り込みました。

川の中程は思ったより水深がありました。投げ込んだオモリが着底するのに数秒かかりました。

この場所から右前方向は川底が牡蠣殻だらけで根掛かり必死です。

ご主人が教えてくれたとおりでした。

正面から左寄りは根掛かりは少ないですが、浅いです。

 

ものすごく良いポイントのように見えますが、まさか苦労の連続になるとは・・・トホホ。

投げ込んだ正面には、水面がザワザワ、バシャバシャ、してますが、アタリが出ません。

 

 

 

 

陽が暮れてきました。

気持ちだけはやる気満々です。

慌てない慌てない・・・ そのうち来るでしょう。

 

私の釣り座の左側に、地元ハゼ釣り老人が入られました。

柔らかいヘラ竿にタナ1.5mぐらいで、落とし込みフカセ釣り仕掛けのようでした。

蛇籠の間や、沈みテトラの穴を探っておられましたが

あまり釣れてませんでした。

ハゼ釣りは年々難しくなっているようです。

 

 

 

綺麗な夕焼けです。

感動の景色です。

 

 

今夜は中秋の名月です。大潮です。

潮は引き始めて、水没していた蛇籠が頭を出してきました。

 

 

日没後、完全に暗くなってから、穂先に初めてのアタリが出ました。

大した手応えもなく寄せてきたのは・・・

 

ちっさいセイゴ。ほんまちっさ。

そのあと連続して掛かってきたのも・・・

 

かわいいのう。

あのね、逃がしてあげるから、キミのおとーさん、おかーさん、釣れてきなさい。

と言ったら、・・・

・・・

・・・

ハゼ君がきました。

シーバス一家と無縁なヤツ。

 

 

この日、潮が引いて水面が下がってくると、根掛かりが頻発しました。

仕掛けのPEラインやヨリトリゴムが底の牡蠣殻にスパスパ切られて、天秤も取られて、

ものすごい消耗戦でした。

釣れてくるのは相変わらずのリリースサイズばかりです。

日付が変わるころ、栃木から来たルアーマンが現れたので、

少しお喋りさせていたたせきました。

そのルアーマンによりますと、梅雨が明けるまでは大きいスズキ級が沢山居たそうですが、

暑い夏になってから大きいヤツはどこかに行ってしまったそうで、

涸沼周辺の何処で釣りをしても、今は30cmぐらいのチーバスばかりだそうです。

 

 

 

その後、干潮の潮止まりから満ち始めたAM3:30まで粘っておりましたが、

「ここには大きなヤツはおらん。」と判断。

ちょうど雨が降り出してきたので、終了しました。

 

なんとか「食べられるかなー?」と思った5匹と、針を飲み込んだハゼ君を持ち帰りました。

 

 

ものすごくフラストレーションが溜まった釣行でした。

釣り侍さんで買った太目アオイソメ4パック(2000円分)のうち、

1パックは夜明けのチャンス用に残しておいたのですが、持ち帰りました。