漁師じゃないんだから・・・

セオリーと言うヤツをすべて無視して釣りをするオヤジのブログです。          採算なんて度外視。遊びだからね。

2017.03.04 片道530km遠征もむなしく・・・石川県能登島

2017-03-05 08:48:17 | 海釣り
 産卵を終えてペラペラに薄くなったカレイも、3月に入って体力回復のために

荒食いするはず・・・投げ釣り師なら誰でも期待しているのですが。

この冬は北陸地方も雪が多くて、2017年になって、石川県能登島の情報が

ほとんど入ってきません。

私も昨年の夏の遠征以来、北陸地方はご無沙汰で、果たしてどうなるかと

判らないまま出撃しました。

釣れても釣れなくても、鹿島、大洗、小名浜 などの漁港とは違って、

誰に遠慮することもなく、のびのび自由に竿を振ることができる能登島は

釣り人にとって夢の場所です。

 能登島へ募る思いは日増しに膨らんで、金曜日に仕事を終えた後に、

自然とカラダが北陸地方へ向かっておりました。

まずは自宅から国道17号線に沿って、のろのろ北上して、上州屋浦和店に

立ち寄り、アオイソメを3000円分購入。もっと買いたかったが、店の在庫が

これだけしかなく、しょーがない。もしも使い切れば、持参の塩イソメに

切り替えて使用する予定。

上州屋を出た後は、外環道に乗り込み、関越道練馬ジャンクションへ乗り継いで

北上。




さらに上信越道、→ 上越ジャンクションから北陸道 →小矢部ジャンクションから

能越道 → 七尾 → 能登島 

能登島まで徹夜の運転です。

土曜日AM3:30に到着しました。片道約530kmを7時間かけて走破してきました。




能登島へは21番目に入島です。

「なにぃ?オレの前に20人もの釣り人がすでにやって来ているのか?」

 ↑↑ 勘違いもはなはだしい。




いつもの釣り座である、南の関白にやって来ましたが、まだ誰も先行者はおらず、

休憩する間もなく、場所取りのために、三脚3個、竿6本をセッティングしました。

暗闇の中で、準備のためにゴソゴソやっていると、ギラッと光る目に驚きました。

タヌキ? アライグマ? ハクビシン?



仕掛けは各竿1本バリで、多少の効果を期待して、赤色のビラビラを付けてます。



 
ここまで準備して、約2時間ほど仮眠して、夜が明けてきました。

釣り座に置いてきたクーラーボックス、三脚、竿 みんな白く凍り付いていました。

気温マイナス3℃、無風で快晴。

カラダのあちこちにホカロンを貼り付けて、頑張りましょう。






エサのアオイソメをたっぷり付けて、フルキャストで投げ込んでゆきます。






すぐに、富山から来たという釣り人が、私の左側に入りました。

竿の数、私6本、隣の釣り人5本、計11本の竿を立ててアタリを待ちました。




じつは先週、ヤフオクで、中古品ですが竿を2本買いました。

6本のうちこの2本をいちばん左に配置しました。

なんとかこの2本を「魚の付く竿」にしたいです。

いくら高級な竿でも、釣れない竿ってあります。

いくらボロい竿でも、よくアタる「魚の付く竿」ってのがあります。








しかし、この日の潮はとても渋かったです。

なんのアタリもありませんでした。

開始早々、隣の釣り人が約30cmイシガレイを1枚釣り上げただけで、沈黙。

フグやケムシも居ません。

この日、唯一掛かってきたケムシ↓↓




そしてたまーにヒトデ↓↓





ヒマなので、足元にころがっているクルミの実を拾ったりして、↓↓




能登の水はこんなに綺麗なのに・・・なぜ釣れん?







AM9:30 右側の岬から、なまこ船が姿を見せて、ゆっくり近寄ってきました。




船が海の底をかき回したり、海水を動かしたりすると、魚の食い気が立つことが

あります。

今回もその効果が出たのでしょうか?

船に近く、いちばん右に投げ込んでいた竿の穂先が、ゴンゴンゴンゴン

揺れました。暫らく待って、再びゴンゴンゴンゴン・・・

「絶対に飲み込んでる」と確信したところで、竿を持って大アワセして、ゴリ巻き

高速で浮かしにかかりました。

重い手応えを感じながら、「そうそう、コレコレ、この充実感」に満足して

寄せてきました。

やっとこさカレイを1枚釣り上げました。

おっ、こいつマコガレイやわ。

27cm でしたが、けっこう肉厚でした。








しかし、後が続きません。

またずっと沈黙です。


AM11:00 お隣の釣り人が、また30cm程のイシガレイを追加。お隣、計2枚。

しかし、あまりにも釣れないので、AM11:30 お隣の釣り人が撤収。

お隣の釣り人から、その2枚を戴きました。


お隣の釣り人が撤収された後も、独りで頑張りましたが、花粉がひどい。

目が痒くて、こすってたら腫れてきました。

鼻水がポタポタ、とっても息苦しいです。




なんとか新しい竿に、魚を掛けさせたくて、その後もPM2:00まで頑張りましたが、

実現しませんでした。




昼過ぎから突然曇り空になり、天候が崩れ、PM2:00雨が降りだしました。

もはやこれまで。

仕舞い支度をして、帰りに島の太公望や鴫島の様子を見ながら、島をあとに。

どこもパッとしませんな。

日曜日の未明に板橋区の自宅へ戻ってきました。


私の釣り上げた唯一の1枚であるマコガレイが左。↓↓

お隣の釣り人から戴いた2枚のイシガレイが真ん中と右。↓↓

2人で出した竿の数は11本・・・なのに釣れたのはたったの3枚かい。




高速代  15,000円

ガソリン代 10,000円

エサ代  3,000円

走行距離 1,067km

バカと言ったらバカ。

趣味だからと言ったら、たしかに趣味だろう。

しかしココロの満足度は?と言ったら、充実感100%

漁師じゃないんだからね。