HAYASHI-NO-KO

雑草三昧、時々独り言

キンモクセイ(金木犀)

2019-10-20 | 秋 橙色系

蕾が膨らみ始めると秋の匂い。
幾つもの秋にこの金木犀の香を嗅いだ。
その最初が高校時代の秋のバス旅行の折だったことは今でも鮮明に記憶している。
学舎の庭にも大樹があったし、匂いにも気づきがあった筈だけれど名前も知らなかった。
大昔の記憶と言うのは、時間と共に昇華されている。

この記憶の顛末等は20年以上経ってしまった阪神淡路大震災の年に綴った
ロマンチストの独り言-2 【金木犀と沈丁花】の章に詳しい。
















▲ 撮る花ではない、匂いを楽しむだけの花だから
画像を見て、秋の香が漂ってくるようですね…などの美辞麗句は似合わない。▼






キンモクセイ(金木犀)
 モクセイ科モクセイ属 Osmanthus fragrans var. aurantiacus
分類学上の母種はギンモクセイ

(2019.10.17 明石公園)


▲ 金木犀の冬芽・葉痕
金木犀は常緑だけれど、落ちた葉には葉痕が残り、冬芽も出てくる。
------------------------------------------------------------
今年のキンモクセイ 去年のキンモクセイ 摩耶山の金木犀 ギンモクセイの冬芽

コメント (5)    この記事についてブログを書く
« ミゾソバ(溝蕎麦) | トップ | 外堀の鴨 »

5 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
蕾も見えて・・・ (こいも)
2019-10-20 22:38:58
林の子さん
こちらのキンモクセイは葉もとても綺麗ですね。
まだ蕾も見えて…お花は花柄から綺麗に散るのでしょうか・・・
今まで花の後を確かめもせずにいました。
果実にもとんとお目にかかったこともなく
(○'。'○)ん? 果実も探して見なくっちゃ・・・
今年は見させていただいた冬芽や葉痕も探してみたいと思います。
本当に香りばかりに気をとられていたのですね。
「ロマンチストの独り言」
折に触れて読ませていただきます。
いつもありがとうございます。
返信する
蕾の頃 (林の子)
2019-10-20 22:47:13
キンモクセイは、蕾から開く直前の頃が一番よく香ると教わりました。
残念ながら、日本では殆ど結実しない(雄株が多いそうですから)のですが
結実しないのな、花柄を残して花弁部分だけが散り敷きますね。
結実していないので、花柄もすぐに茶色くなってしまいますから
花が落ちる頃には一度見ておくと良いです。
やはり香りが大事な木だなぁ~と感じます。
返信する
間違えています。 (林の子)
2019-10-23 16:12:34
キンモクセイは結実しないので、当然ながら花柄は花弁と一緒に散り敷くのが普通ですね。
たまたま強い風雨で花弁だけが抜け落ちるような時もあるでしょうけれど。
ですから、結実しない花柄が残っていても無意味なので花弁と一緒に落ちる…と訂正して下さい。
間違いの伝播は良くありません。
果実が出来るウスギモクセイは、花弁が落ちても当然残っている訳で
受粉しなかったものは、暫くは木に残っていても枯れ落ちるでしょう。
返信する
結実しない (こいも)
2019-10-24 10:29:05
林の子さん
キンモクセイ
日本では殆ど結実しない(雄株が多いので…)
だから花柄も花弁と一緒に落ちる(結実しない花柄が残っていても無意味だから…)

ウスギモクセイ
果実が出来るので・・・花弁は落ちても花柄は残るのですね。
(受粉しなかったものはやがて枯れ落ちる…)

今年は良い機会に恵まれましたから
この後もキンモクセイとギンモクセイを見ていきたいと思います。
わかりやすく教えていただきまして
ありがとうございます・:*:・(*´ー`*人)。・:*:・
返信する
そうですよね。 (林の子)
2019-10-24 16:56:41
花が咲いている時には「花柄」と呼ばれ
果実がそこに出来ていると同じものが「果柄」と呼ばれる。
面倒な用語の使い分けですけれど、確かに理に適っていますね。
だから受粉しない、果実の出来ないものには花柄は要らないものでしょうから
花弁が散るときに一緒に落ちる…、これも理にかなっているのでしょうね。
理屈だけでは世の中うまくは行かないことの方が多いですし
相手が喋ってくれない植物の場合は、推測でしか無いですけれど。
返信する

コメントを投稿

秋 橙色系」カテゴリの最新記事