『きょうちゃん、きんもくせいがさいとるみたい…』
比叡山・根本中堂近くの石段を降りてくる数人の中にマドンナは居た。
同窓の田上とその声を遠くに聞きながら「きんもくせい」が気になった。
それでも当時はそれが何なのかは知らなかった。
比叡山から下りて平安神宮に向かうバスの中で嗅いだ香りがそれだと知らされた。
季節は間違いなく秋が深まった頃だった。
学校の中には何本かのキンモクセイが植えられていた。
家庭科教室の階段横にあるのが一番立派だった。
金木犀と綴ることを教えて貰ったのはそれから何日か経っていた。
▲ この香りが漂ってくると、次の雨は?と気にかかる。▼
キンモクセイ(金木犀) モクセイ科モクセイ属 Osmanthus fragrans var. aurantiacus
分類学上の母種はギンモクセイ
(2018.10.06 月見山・須磨離宮公園)
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キンモクセイ 遠い記憶 ギンモクセイの冬芽
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