HAYASHI-NO-KO

雑草三昧、時々独り言

キンエノコロ(金狗尾)コツブキンエノコロ(小粒金狗尾)

2022-08-30 | イネ・カヤツリグサ・シダ類など

コツブキンエノコロはキンエノコロに比べて花穂が細いので、先が垂れる傾向があると説明されている。
花穂の長さは一定ではないのだから、長さによっては垂れないものもあるだろう。
区別点はやはり「小粒」と言うことで小穂の大きさに拠ることが説明されていることを考えると
単純に花穂の長さだけで区別することは良くないのかもしれない。
それでもここに見る小穂はエノコログサよりもはるかに大きく見える。
ただ、刺毛の色はくすんでいるし、赤紫の混じるものも多い。
くすんだ刺毛のキンエノコロ…と言うのも変だけれど
どう見てもエノコログサとは違う。




























(2022.07.10 新明町)

果実はすでに多くが脱落しているのだけれど
刺毛部分だけがまだ残っている。






















(2022.08.08 新明町)














(2022.08.18 新明町)












コツブキンエノコロ(小粒金狗尾)イネ科エノコログサ属 Setaria pumila ssp. pallidefusca(=Setaria pallidefusca)
キンエノコロ(金狗尾)Setaria glauca(= Setaria pumila)
(2022.08.29 新明町)

 
▲ キンエノコロ㊧としているものとコツブキンエノコロ㊨としているもの ▲

イネ科植物の護穎や苞穎についている細長い突起物は『芒(のぎ)』と呼ばれているのだけれど
エノコログサのように小穂の柄にある突起物は芒ではなく、花序の枝が変化したもので『刺毛(しもう)』と呼ばれる。

イネ科の葉は互生、稈(茎にあたるもの)を抱く『葉鞘(ようしょう)』と、平らな部分『葉身(ようしん)』で構成されている。
葉鞘と葉身の間には『葉舌(ようぜつ)』と名付けられた膜状の構造がある。
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キンエノコロ・コツブキンエノコロ2022
エノコログサ キンエノコロ2021 公園のキンエノコロ2018 コツブキンエノコロ2021 
アキノエノコログサ2022 ムラサキエノコログサ2021 オオエノコログサ2022 ハマエノコログサ2021 三種2021

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