HAYASHI-NO-KO

雑草三昧、時々独り言

ユキノシタ(雪の下)

2020-05-22 | 春 白色系

葉の色に二種類(↓)、だから茎の色に二種類。
花は同じ。

ここではユキノシタもドクダミも雑草扱いしているのだけれど
それでもこの花は「雑草畑」にすぐ近く、「八重」のドクダミは畑のなかで別扱いされている。
次々咲く雑草を見渡すと、殆どが白い花だからユキノシタの蜜標が目立つ。




▲ おしべは10、開く前の葯は濃い赤茶色。花粉は白だけれどうっすら桃色を帯びて見える。▼





▲ 橙色の花盤が目立ち、蜜標の赤も目立つ、かなり派手ないでたちの花。▼









▲ 一株頂いてきたつもりだが、茎の色に二種。赤紫と緑が何株かに増えて混じっている。花は同じ。▼



(2020.05.17-20 林)




▲ とにかく白が多い「雑草畑」では目立つ存在、二本伸び出しているめしべも目立つ。▼



▲ 蜜標の赤は、次第に橙色を帯びてくる。▼



ユキノシタ(雪の下)
 ユキノシタ科ユキノシタ属 Saxifraga stolonifera
(2020.05.14 林)

【葉色、茎色が二種類見られる】
ユキノシタは、本来日陰に育つ草だから、葉は緑色(葉裏は赤紫)だけれど
日射しのある場所で育つと紫外線や青色光の照射を受けてしまう。
その為、表皮細胞にあるアントシアニンが活性化して
紫外線や青色光から葉内細胞を守るのだと考えられている。
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芽生え 
ユキノシタ(雪の下) ハルユキノシタ Saxifraga nipponica


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4 コメント

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肉眼では見えないもの・・・ (こいも)
2020-06-03 16:17:17
林の子さん
と~っても美しいですね。
目では確認できないものをカメラを通して知った時の感動がこみあげてきます。
最近良く思うのですが「今は亡き母にも見せてあげたかった・・・」
植物の好きだった母ですから「いったい何と行っただろう」と
こいもはこのように綺麗なものを見ることができて幸せです。
最初ユキノシタを見た時のことも思い出しました。
やはり2種類あるのでしょうか?
以前にピンク色のものを見たことがありました。
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葉や茎の色。 (林の子)
2020-06-03 20:27:55
本来は日陰で育つ花、なので日射しのある場所で育てると、葉表が赤紫がかるのでしょうね。
モミジの葉の赤色を生成するアントシアニンの作用だと説明されていますので
記事の下の方に追記しました。
ご覧になったことのある桃色は「ヒマラヤユキノシタ」でしょうか。
https://blog.goo.ne.jp/ken328_1946/e/cda27ea1765693028ca5ce327768cec1
かなりしっかりとして花を咲かせていますね。
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ユキノシタ・・・。 (こいも)
2022-06-05 23:19:09
林の子さん
ユキノシタ・・・見させていただきました。
以前に見たユキノシタは、こちらの一枚目と二枚目のように華やかなお花でした。
全体が明るくどちらかと言えばピンクの印象が強いものでした。
お花の咲き始めから終わる頃では、上部の花弁の色合いはだいぶ違いますか?
今年見たものはやはり、白っぽいものでしたから・・・
何だか淋しい感じで物足りないな~と思いました。
葯の色なども、もう一度よく見ることができたらと思います。
お花は黙って静かに咲きますから・・・もっとその時期に気をつけて目を向けなければと思います。難しいです。
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花期の終盤 (林の子)
2022-06-05 23:38:46
咲きはじめと終盤ではやはり花の一部分は変わってゆくものでしょうね。
上の三枚にある蜜標の色も、鮮やかな赤から橙色に近くなるようですし
花弁も最初は薄く桃色がかっていたものが白っぽくなるので
全体に白っぽさが目立ってくるのでしょうか。
近くに咲いている場所があればいいのですけれど。
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