チョウジタデは子房下位、花の頃から果実の原形は見られる。
花が散ると萼片が閉じて鏃形になり
赤みを帯びていた果実の表皮(外果皮)が破れると種子が見える。
肌色に近い柔らかな表皮が幾つも並んでいるようだ。
目視ではその表皮程度までしか分からなかったし
それが種子だと思っていた。
12倍のルーペではその表皮に包まれている種子が見えた。
撮りたい被写体に相応しい程度の安価に手に入れた中古カメラだから、この程度が限界だし
この程度で納得しているのが分相応だと思っている。
▲ 幾つかの葉に、零れた種子が残っている。▼
▲ 果実の表皮が破れて種子が見え始める。▼
▲ 種子は何本かの細い筋(5、6本程度)に仕切られて整然と並んでいる。▼
▲ 果実の仕切になっている糸状の筋は、萼片4の場合5本、だろう。▼
▲ 種子だと思っていたものは、種子を包む果皮だ。ここまでが手持ちカメラでの限界だと思った。▼
▲ 手前左に果皮から飛び出している種子の頭が見えた。それを全て採って広げたのが下図。
罫線の間隔は6㎜だから、種子は1㎜以下、芥子粒より小さい印象だ。▼
▲ 枯れ葉の上では少し具合が良くない。▼
チョウジタデ(丁字蓼) アカバナ科チョウジタデ属 Ludwigia epilobioides
別名にタゴボウ、根が牛蒡に似ているけれど細くて短い。
ヒレタゴボウは、鰭田牛蒡、アメリカミズキンバイの別名。
(2019.10.11 明石公園)
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▲ 花の頃
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チョウジタデ チョウジタデの果実・種子 アメリカミズキンバイ(ヒレタゴボウ・鰭田牛蒡)
チョウジタデ(丁字蓼) 秋の紅葉
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