公園の外周に植えられている「ソメイヨシノ」ばかりが桜だと思っている人たちには
このたったの一本の桜は、豪勢な植栽が並木を作る観光地とは違って名札も無い。
だからいつもの事だけれど、あっ、桜が狂い咲き…などと言われている。
花色も派手だし、作り物の桜だ…などとも陰口をたたかれる。
染井吉野だって作り物だよ…と、誰かが言う。
街中に桜が自然のままで育つなんて考える方がおかしい。
カワヅザクラ(河津桜) バラ科サクラ属 Cerasus lannesiana ‘Kawazu-zakura’
オオシマザクラ(Cerasus speciosa) とカンヒザクラ(Cerasus campanulata)の
自然交雑種(推定)だとされている。(学名は園芸種扱い)
(2021.02.24 田町)
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▲ 左は ツバキカンザクラ(椿寒桜)。おしべが長い。カンヒザクラまたはカンザクラとカラミザクラ(シナミザクラ Cerasus pseudocerasus=Prunus pauciflora)の自然交雑種 ▲
▲ 右は 「陽光桜 Cerasus ''Youkou-zakura''」 アマギヨシノ(オオシマとエドヒガンの交雑種)とカンヒザクラの交配種。▲
河津桜も含めて、カンヒザクラの血を引く桜は、花弁に少し濃い目の淡紅色の脈がある。
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河津桜 陽光桜 冬芽 カワヅザクラ
田町のカワヅザクラ 林のカワヅザクラ→ツバキカンザクラ
カワヅザクラ
とても綺麗ですね。
春の日ざしに負けないくらいの色合いは嬉しくなります。
こちらはたくさんの樹があるのですか?
どれもが新鮮で「春が来たよ~~~」そう言っているかのようです。💖
ですから通りすがりに花見するだけなので、写真に収めるのは楽です。
小さな公園で遊具あり、親子が多いですが周囲に何本かの染井吉野が植えられているので
その頃には多少は花見客…その程度です。
もう一つのツバキカンザクラは、神社の境内に二本だけ。
これも花見客など皆無なので、撮るには楽チンです。
花を愛でる樹と、撮る樹が別にあれば気楽です。