ここにはモクレンとコブシが同じ木に咲く。
まだ幼木の頃に接ぎ木でもしたのだろう…と言うのがもっぱらの推論。
コブシが咲き、その後をモクレンが追って咲く。
満開の時期が少しズレるので、両者を揃って撮るにはタイミングがむずかしい。
日参すれば…と思うけれど、意図的に作られたものだろうからそれほどの稀少品でもあるまい。
ただ、同じ木に咲いているのは珍しいことには変わりないから
ロウバイの咲く頃には見上げて蕾を撮っている。
大きく膨らんでいるのがモクレン、高い位置にあるのがコブシの蕾。
モクレン(木蓮、木蘭) モクレン科モクレン属 Magnolia quinquepeta(= Magnolia liliflora)
コブシ(辛夷) モクレン科モクレン属 Magnolia kobus
(2016.01.15 須磨離宮公園)
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【再掲画像】
三年前、サクラの頃に撮った画像、地面から80センチ程度のところで二叉になっている。
手前の細い幹がモクレン、太い幹がコブシ。
同じ木なの?とも思うけれど、間違いなく二本は合体しているから根は同じだろうと推測されている。
下がモクレン、上がコブシと言うことになる。
コブシとモクレンが一緒に咲く場面はさほど珍しくはないのか、余り人には知られていない。
緩やかな傾斜の歩道を少し右手に上がってゆくと、サラサモクレンがモクレンと並んでいる。
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モクレン コブシ
花が咲くころも楽しみになりました。
モクレンは花が咲くのは北の方角に向かってだと聞いたのですが・・・
果たしてそうなのか見てみたいです!
モクレンとコブシが一緒になっているなんて・・・
接ぎ木すればちゃんと花が咲くまでに成長するんですね
根元から少し上の部分から確かに2本あるように見えるのですが言われなければ分からないほど同化してしまって・・・
ごく自然に見えます!
粋な計らいだったのかどうか・・・
いずれにせよ見る方の楽しみは倍増でしょう!!!
陽がよく当たる南側の方が北側よりは生長するので、蕾が一斉に北を向いている…のを見かけますね。
ネコヤナギの花芽もその傾向が強いそうですから、向日性とは違った動きなのでおもしろいです。
須磨のモクレン+コブシの木は、かなりの大きさにまで生長しています。
接ぎ木されたものかどうかを確かめるよりは、いろいろ推測している方が楽しいですね。