ソメイヨシノだけが桜ではないし
桜と言わずにソメイヨシノと口にする人のなんと多いことか。
うんざりするほどの喧騒が去って、ぼってりとした独特の桜が咲き始める。
遅れて咲いたけれど、このサクラは濃い紅色の花、若い葉は緑ではなく紫がかった褐色。
やはり『関山(かんざん・せきやま)』
今年はこの場所で『普賢像』を見ることはないだろう。
カンザン(関山・セキヤマ) バラ科サクラ属 Prunus lannesiana 'Sekiyama'
フゲンゾウ(普賢象) Cerasus ×lannesiana 'Alborosea'
(2022.04.11 玉津町森友)
☆
▲ 『須磨浦普賢象』 右は『一葉』、普賢象同様に葉化しためしべが見える。 ▲
1990年に神戸市の須磨浦公園でフゲンゾウ(普賢象)の枝変わりとして発見されたもの。
サクラ サトザクラ(スマウラフゲンゾウ・須磨浦普賢象)として別ページに掲出した。
☆
「花はもともとは葉が変化して生まれたもの」
生殖に不可欠な器官(めしべとおしべ)がある花軸と、その付属器官(萼片と花弁)で構成されている。
その為、めしべやおしべを構成する遺伝子が何らかの事情で欠失した場合には、花弁や葉に変わろうとする。
そのことが八重咲き種を生み出したりしている。
この説明を理論的に解説したものがABCモデルである。
--------------------------------------------------------------
「関山」 「一葉」 「普賢象」 「鬱金」
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます