HAYASHI-NO-KO

北岳と甲斐駒ヶ岳

サヤヌカグサ

2015-11-26 | イネ・カヤツリグサ・シダ類など

明石公園・桜堀。
手入れがされていない分、昔のままの姿が残されている気がする場所。
大昔、上の丸から東の丸を通って展望台方に歩くルートと
薬研堀の横から桜堀に下って剛ノ池に出るルートが下校コースにしていた。
明るいルートと暗いルートだったから、後者を使うことは殆ど無かった。
それでも秋には何度かそこを歩いたのは、意外にモミジが多かったからだ。

それからそのコースを歩いたのは、関東生活を終えてからだから
その間40年以上は歩いた事が無い気がする。

そこにサヤヌカグサ、知らなければただの草。


小穂は細長く扁平で稲籾に似ているが熟すと殆ど脱落しているため
このような姿が普通になる。


葉は黄緑から緑が抜けて黄色に近くなる。




成熟した小穂は細長く扁平で稲籾に似ている。


各節から細い枝を出して小穂をつける。








小穂には上向きの棘がある。




成熟した小穂は細長く扁平で稲籾に似ているが
熟すと殆ど脱落している。


大半は不稔、それが「鞘糠」の由来だそうだが、ごく少数は結実する。




葉舌はほとんど目立たない




葉鞘には下向きの刺毛が生えるので
ざらつく




節には下向きの白い細毛が生えている。
サヤヌカグサ(鞘糠草)イネ科サヤヌカグサ属 Leersia sayanuka
(2015.11.17 明石公園)
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