HAYASHI-NO-KO

北岳と甲斐駒ヶ岳

イヌコハコベ(犬小繁縷)

2018-03-11 | 草 果実・種子

川重明石工場の西、バス停。












(2018.03.10 川崎町)

咲きそろった…と言っても
どれが花?
雑草とひっくくりに呼ばれる中でも、やはりイネ科の幾つかと同様
花らしい花が見当たらない。

それでも、あっ、おしべが見える…と喜んで撮っている。
公園内では見られなくなったイヌノフグリが幾つも咲いている。


▲ どこにも「花」は無い…。▼



▲ 花らしいものは見える。▼



▲ おしべが3個、めしべの柱頭は3裂、普通に見える。▼



▲ 緑色の花弁5枚が見えている…と思うのだけれど…▼



▲ これがやっかいなヤツで、萼片。▼



▲ めしべが受粉完了すると、すっぽり子房を包む。▼

▲ 受粉完了と開花中がそろい踏み。







▲ 複数の花が同時に開花する。何を急いでいるのだろう…。▼



















▲ 全てではないが、萼片の基部に赤紫色の斑紋がある。













▲ 果実が出来ると果柄が伸び上向きになる。
種子を零す頃になると下向きになる。









イヌコハコベ(犬小繁縷)
 ナデシコ科ハコベ属 Stellaria pallida
(2018.03.06 明石公園)

ハコベに似ているけれど花もつけないので「似て非なるもの」の「非(イナ)」から転訛したもの。
ブログ上では「イヌ」の名がつけられた植物名は
「役に立たない」ことから「イヌ(犬)」である…とまことしやかに説明されている。
それでも戌年生まれの私は、「犬」は狩猟や牧羊など有用だったじゃないかと今でも思っている。

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イヌコハコベミドリハコベコハコベ



2 コメント

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咲いてますね。 (林の子)
2018-03-08 13:08:06
イネの花を撮るのも何か変ですが、草むらのイヌコハコベの花を見つけて
おしべが撮れたぁ~と言うのももっと変ですね。
それでもこの花を見つけて撮っていた横に、イヌノフグリが幾つも咲いていましたから
時には雑草だけが広がる場所も面白い。
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花咲いてないと思ってました (やく)
2018-03-08 11:18:15
おどろきました。
ちゃんと咲いていたのですね。
今度じっくり観察してみます
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