幾つか果実は出来ていたけれど、伸び始めた枝は今年もばっさり伐られた。
ところがこのところ毎年のことになったのだが
伐られた直ぐ横から新しい枝が伸び始め、また花を咲かせ始めている。
直ぐ近くにあった花屋は店主の体調不良もあって廃業してしまったけれど
このヤマグワは掘り起こされてしまうこと無く残っている。
▲ 葉が茂るまでは伐られた部分が見え、その脇から新しい枝が伸び始めているのがよく分かる。▼
▲ 新しい枝から新しい葉が出て、その葉腋から花柄が伸びて花が咲いている。
春の芽生えと同じだ。
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▲ ここのヤマグワは雌雄同株、異花。▼
▲ 同じ花序に、雄花と雌花?? ▼
▲ 手前は雌花だが、背景にある花序には雄花と雌花が一緒に咲いているように見える…。▼
▲ ここでは葉の殆どは深い切れ込みのある姿。▼
ヤマグワ(山桑) クワ科クワ属 Morus bombycis
(2018.06.28 船上)
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【再掲 異形葉のこと】
何故本来の姿ではなく同じ枝に違った形の葉が出てくるのかは解明されていない。
クワやカクレミノ、古木になると棘がなくなった丸い葉が増えるヒイラギ
強く刈り込まれると棘のある葉が出てきて「先祖返りしている」と言われるカイヅカイブキなどが知られている。
樹ではないけれど、ノブドウの二種(切れ込みの深いものはキレハノブドウとも呼ばれる)も同じように「異形葉」と呼ばれる事がある。
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去年の花 去年の果実 稲荷廓のクワ マグワの冬芽 ヤマグワの冬芽・葉痕
お花…ますます見たくなりました。
葉もふくめてとても難しそうですが何か一つでも得ることができたらと思います。
また教えていただきたくよろしくお願いします。
何時の頃からか知らないのですが育っています。
近くの方が植えたのだと思うのですが、毎年かなり強く剪定されますので
その分、樹高は1メートル程度ですが、葉広がり、花も存分に咲きます。
マグワとは少し違った雄花・雌花です。