通行の邪魔にもならない場所だったけれど何本かはやはり危険だからだろう、伐られている。
ところが子どもたちが走り回る場所近くのハリエンジュはそのままになっている。
この辺りの管理の仕方、され方?がどうも奇妙だ。
▲ ハリエンジュの冬芽は「隠芽(いんが)」、悪魔顔の下に芽が隠れている。
エンジュの冬芽も隠芽である。▼
▲ エンジュの冬芽
▲ 何枚もの小葉からなる葉は対生。托葉が変化した刺がある。▼
▲ フジの葉は尖る。似ているけれどこちらは丸みを帯びているので区別出来る。
▲ 刺が目立つのでハリエンジュ、以前はアカシアと呼ばれ別種とわかった時点で「ニセアカシア」と呼ばれるようになった。
だから「ハリエンジュ」と呼ぶ方が良いのかも知れない。▼
(2018.12.16・17 明石公園)
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▲ 細い枝が斜め上に伸びているから、この冬芽は去年のもの。
その細い枝には葉が茂っていたから、それが落ちるとそこに冬芽・葉痕。
▲ 葉が落ちた数日はこのように緑色。
ハリエンジュ(針槐・ニセアカシア) マメ科ハリエンジュ属 Robinia pseudoacacia
隠芽 (いんが)は 鱗芽、裸芽に関係なく、冬芽が葉痕や樹皮の中に隠れているものを指す用語。
(2018.11.24 明石川)
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▲ ハリエンジュの花、「白いアカシアの花」の方で通っている。
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今年のハリエンジュの冬芽・葉痕 芽生えの頃 去年の花 ハリエンジュ(ニセアカシア)の冬芽
ハリエンジュの冬芽葉痕は、樹皮の中に隠れている悪魔顏なのですね。これを、隠芽というのですね。
最初にこの悪魔顏を知ったときは「こわい~」とびっくりしました。
そして、これを見たくて見たくてたまらなかったことを思い出します。
でも、葉が落ちてからの数日の葉痕は可愛いですね。
日が経って段々こわい顏になってきますね。
樹皮が割れて見えてくるのは、ちょっと糸っぽい・・・ひものような物・・・
こんなことになっているなんて不思議です。
少しわかってくると何だかホッとします。
トゲがあるので伐られてしまったりするのですね。
でも良く理解して見ればかっこ良くも見えますね。
子供たちに、教えてあげれば喜ぶのではないでしょうか・・・
こんなに凄いこと、教えてもらったら自ら気をつけるでしょうし・・・
こいもが子供だったらとっても嬉しいです。
だって、今頃になって知ってもとっても嬉しいんですから・・・
ハリエンジュの冬芽葉痕にもまた逢ってみたいです。
いつも色々とありがとうございます。
私が大昔に通っていた小学校にも、春先に白い花の咲く「アカシアの木」として
校庭の隅にずらりと並んでいました。
確かに今思うと、棘が痛かったなぁ~と思いますが
痛いことを身を持って知っていたので近寄ることはありませんでした。
そのような体験もしないで、危ない、と注意しても聞かないでしょうから
どんどん切り倒されているようです。
花の後の果実は「豆の鞘」、鳥が運んだりしてあちこちに幼木が出ているので
毎年どこかで「悪魔顔」は撮っています。
アカシアは別の種類だとわかってからは、ニセアカシアと呼ばれるようになったそうですが
今でも「アカシアの白い花」と普通に呼ばれていますね。