ツバキ(Camellia japonica)は日本産、サザンカも日本産。
ツバキとサザンカの交雑種(或いは交配種)をカンツバキと呼んでいる。
ヤブツバキとサザンカの自然交雑種をハルサザンカ群と呼んでいる。
いずれにしてもサザンカが咲き、ツバキがそろそろ咲き始める。
純粋に椿と山茶花を区別出来るだろうか、私には出来ない。
▲ 生け垣などに使われている立ち性のカンツバキは「タチカンツバキ」、「勘次郎」等の名前で呼ばれることが多い。
一重が多いサザンカとは違って、重弁になる。▼
▲ 枝が横に広がる這性のカンツバキは「獅子頭」と呼ばれることが多い。
こちらも花弁化したおしべを含めて、重弁になる。▼
▲ サザンカには、かなりの比率でおしべの弁化が見られる。
▲ サザンカとツバキの違いで決定的なのは、子房部分の毛。▼
▲ サザンカには、かなりの比率でおしべの弁化が見られる。▼
カンツバキ(寒椿) ツバキ科ツバキ属 Camellia x hiemalis(本来のカンツバキ、矮性種)
カンツバキ(寒椿) ツバキ科ツバキ属 Camellia sasanqua
本来の寒椿(中国原産 Camellia x hiemalis 冬咲きの椿の意味で「獅子頭」などの矮性種)と
サザンカの交雑種である寒椿群(学名はサザンカと同じCamellia sasanqua
立ち性で「勘次郎」などの園芸品種名のあるもの)を合わせてカンツバキと呼んでいる。
サザンカは園芸品種も多く、それを三群に大別している。
① サザンカ(C. sasanqua)から作出された園芸品種群 花期は11月~12月
② サザンカの園芸品種とされているカンツバキ品種群(C. sasanqua 立ち性) 花期は11月~2月
③ ツバキとサザンカの交雑種のハルサザンカ園芸品種群(C. × vernalis) 花期は2月~4月
サザンカ(山茶花) Camellia sasanqua(野生種のサザンカは6~7枚の花びらを持つ白色の一重咲き)
☆
ツバキ(椿) Camellia japonica
(2018.02.22 明石西公園)
--------------------------------------------------------------
今年のサザンカ 今年2月のカンツバキ ハルサザンカ
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます