いよいよ葉は白っぽく粉を吹いたようになって来た。
果実は緑から茶色になりほぼ完熟。
周りを囲んで咲き乱れていたアレチヌスビトハギもほぼ花は終わって
厄介なヒッツキムシがごまんと出来ている。
だからうっかりこの奇妙な形の果実を撮るために
草むらには入ることは出来ない。
葉が白っぽくなるのは農薬などのせいではない。
果実が熟す頃には次の葉も出てくる。
農家の嫌われ者=農薬 の図式は通用しない。
場所を選んでしか撮れないくらいに周囲はアレチヌスビトハギの果実。
未成熟な果実は黄緑色をしている。
やがて熟すと茶色くなり、区切りとなる部分が少し裂け始める。
種子はコルク質の果皮に包まれており、そのまま水に浮かぶ。
きれいに一つずつに割れてこぼれ落ちる。
クサネム(草合歓) マメ科クサネム属 Aeschynomene indica
(2016.10.06 明石川)
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今年のクサネム
クサネムの花、とても綺麗に撮影されていると、感心しています。
葉が白くなってくるのは、自然にそうなってくるので、農薬をかけられたわけではなかったのですね。
教えて頂いて有り難うございました。
果実が一つずつ割れて、水に浮くなんて、ほんとにうまく出来ているものだと思います。
田んぼの害草と言われているのですが、溢れた水に種子が流されて、河川敷などに流れ着いてそこに根を下ろして…。
植物の種子は意外な頒布方法を持っているので、調べていると愉快ですよ。
葉が白くなって行くのも、花を咲かせ種子が出来れば、それ以上の余分な労力を使わない知恵なのでしょうね。