常緑だから公園などには多いし、海岸近くでは防砂の役割。
花までは何とか…だけれど、果実はどうも…と言う方が多い木。
確かに変な姿、べとべとの粘液に包まれている上に
果実が割れる頃には葉は黄色くなって一層見栄えが悪く
最後は黒くなって果実殻だけが残っていたりする。
それでもそれがこの木の一年間の姿。
めしべが退化している雄花。
花は開花直後は白、咲き進むと次第に黄色くなって汚れていく。
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まだ蕾が幾つもある間は、少しは見栄えがする…だろうか。
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トベラは雌雄別株、異花。以下は雌花。
既に子房が膨らみを持ち、退化したと説明されるおしべが何となく控えている。
柱頭が三裂し、おしべが退化している雌花。
柱頭が三裂、子房が膨らんでいる。
トベラ(扉) トベラ科トベラ属 Pittosporum tobira
(2017.05.02 舞子)
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【再掲画像】
果実が割れて濃橙色の仮種皮に包まれた姿、
おまけにベトベトの粘液に包まれているから何とも気味が悪い…と酷評される。
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トベラの花 トベラの果実
トベラのお花…いつもながら美しい画像に目をみはります。
蕾の時も美しいですね。
こいもも21日に撮りました。
もっと咲き進んでしまってこちらのように
綺麗ではありませんでしたが
お花は初めて見ました・・・嬉しかったです。
シオデ…教えていただきましてありがとうございます。
忘れないようにしたいと思います。
それでも海の近くでは昔は防砂林代わりに植えられていましたから、今でも古い道路脇などでは巨大なトベラが育っています。
生け垣などにも使われたようですが、花も葉も黄色くなってしまうので、今では人気もなくなり少なくなりました。
シオデ、山よりは藪に多いですね。