そろそろ果実、今年は至る所にコゴメイヌノフグリが広がっていた。
イヌノフグリは株自体が小さいし、花も意外に目立たないけれど
まだ数㌢程度でも花をつけていたりしてその数は夥しい。
今が旬、そう思って自転車で通りすがりに側溝に近い場所を覗くと
かなりの確率で広がっている株を見つける。
めしべの花柱を残したまま花冠は落ちる。
果実が出来ても花柱は残っている事が多い。
花はオオイヌノフグリに比べて小さいけれど
出来上がる果実は立派、元祖「イヌノフグリ」たる所以だ。
完熟すれば茶色、種子を弾き出したものも混じっている。
こちらは半分だけ種子を零している。
☆
ここでは簡易舗装された道路と民家のブロック壁の僅かな隙間に広がる。
オオイヌノフグリは育つことが出来ないこういう環境でないと広がれない。
ツメクサが広がろうとしているけれど意に介する事も無い。
幾つもの花冠が抜け落ちている。
種子が播かれたとしても広がるには厳しい場所。
イヌノフグリ(犬の陰嚢) オオバコ(←ゴマノハグサ)科クワガタソウ属
Veronica didyma var. lilacina
(2017.03.16 林)
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今年のイヌノフグリ
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