HAYASHI-NO-KO

北岳と甲斐駒ヶ岳

ノシラン(熨斗蘭)

2024-03-18 | 草 果実・種子

ノシランの果実は京都で撮って以来、長い間見ていない色だった。
ここでは北側入口にノシランの大きな二株が植えられているし
今まで何度か花は撮っている。
にもかかわらず、冴えたコバルトブルーのやや楕円の果実(のように見える種子)は撮ったことが無かった。
今年になってやっと気づいたのだけれど

葉の下に果柄が伸びきって幾つかの緑色の果実が地面に垂れているのを見つけた。
葉が存分に茂っている上、扁平な果柄では支えきれないようで
そのまま葉陰に隠されて地面に垂れていただけのことだった。

 
▲ 一つの花に一つの果実、薄茶に見えるのが果殻だろうか、一つの果実に数個の種子がむき出しになっている。▼

▲ 一つの花に一つの果実、一つの果実に数個の種子。見えているのは色づき始めている種子。▼
 
▲ 扁平な果柄は、これだけの種子の重さには耐えられないのだろう、殆ど地面に垂れた状態になっている。▼
 

 
▲ むき出しになっている種子、幾つもの種子は既に落ちてしまっている。
或いは受粉できなかったものも混じっている。▼

▲ 殆どが落ちてしまっている果実(種子)。残っている果実、種子は手前が3個、奥が1個、▲
 

 



 

 

 

 

 
(2024.02.07 明石西公園)

 

 

 
▲ 見えているのは種子、種皮が緑色から次第にコバルトブルーに変ってゆく過程が見える。
種子は白色、種皮は爪で簡単に剥がれる。▼
 
(2024.02.09 明石西公園)

 



 
ノシラン(熨斗蘭)キジカクシ(←ユリ)科ジャノヒゲ属 Ophiopogon jaburan
深緑から黒くなって終わるヤブランとは違って
この種子の最後半の鮮やかな青紫色は普通にはコバルトブルーと表現されている。
色の三原色配分では R:0 G:104 B:183   カラーコード#0068b7 なのだけれど
植物の持っている色はそのように機械的には表現できない。
(2024.03.14 明石西公園)

 
▲ ㊧ 暮れに撮ったノシランの果実  ㊨ 果実殻が割れて白い種皮に覆われた種子が飛び出しているナンキンハゼ ▲

【余談】
先月末頃から突然、アクセスが上がって驚いた。
「キバナセンニチコウ」とこのページが立て続けにブログ紹介記事として取り上げられていたからだ。
「トップページで紹介されています」に対してのアクセス件数は時に1万を超えている。
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幾つかのアクセスページは殆ど興味の無い内容だし、数を競ったところで何となく無意味な気がする。
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