マツバギク、葉は松葉似、花は菊似。
よく見かけるピンク色の花は「麗晃」と呼ばれるデロスペルマ種で
「耐寒松葉菊」と呼ばれている種類。
ただ、わざわざ「耐寒」などとつけて呼んでいる人は少ない。
区別してそう呼ばれているだけの事だけれど種類は別種。
▲ 花弁を落とした直後の姿。【再掲画像】
▲ 花弁が落ち、葉と同じように肉厚の萼片が子房を包む。▼
▲ 海岸に育つツルナの場合は、萼片の裏側が黄色。仕組みは違うけれど似た雰囲気。
肉厚の葉は、乾燥地での不足する水分を葉に蓄える役目も持っているし
茎や葉の小さな粒は、塩分を体内に取り込まない仕組みを持っている。▼
▲ 果実が熟すと子房を包んでいた萼片を押し広げるようになる。▼
▲ まだ緑を残している葉の間から果柄は伸び、やがて枯れてしまう。▼
▲ 果実は裂開し、種子を零す。▼
▲ 果実は5つに裂開して種子を零すだろう。
肉厚の葉はまだ緑を保っているけれど、果柄は伸びきって枯れている。▼
タイカンマツバギク(耐寒松葉菊) ハマミズナ科(←ツルナ科)マツバギク属 Delosperma cooperi
マツバギク(松葉菊)ハマミズナ科(←ツルナ科)マツバギク属(ランプランサス属)
Lampranthus spectabilis(=Mesembryanthemum spectabilis)
デロスペルマ系耐寒マツバギクが6月~10月、ランプランサス系マツバギクが4月~5月
(2018.10.02 大道町)
☆
▲ 冬は枯れ枝だけになっているマツバギク、橙色など何色かある。
--------------------------------------------------------------
タイカンマツバギク マツバギク タイカンマツバギク・マツバギク
タイカンマツバギク・・・そう言う名前なのですね。
緑の松葉は残っているのに果柄や果実がこの色とは
とても不思議な感じがして仕方ないです。
このような枯れ色を見たらやっぱりスルーしてしまいそうです。
これからは枯れ色を見たら逆に良く見ることにいたします。
黒い種子が見えた時は嬉しさがこみあげてくるのではと…
今からどきどきです。
「麗晃」の名も忘れられないものにになりそう~~~
ナイショですけれど・・・娘の名は麗子と言います。
脱線してしまいました~...(´ヘ`;)
いつもありがとうございます。
乾燥に強い多肉植物類は、葉が肉厚でそこの多少の水分を蓄えているようです。
花が咲くことも多いですが、たいていはこのように咲いて果実を結ぶ頃には
果柄は枯れてしまっています。
役目を終えた…と言うことで、余計な水分は供給されなくなるからでしょう。
不思議なことが幾つも見え始めると、気が抜けません。
「麗光」、艶のある花色からの連想なのでしょうね。
ナイショ話、ありがとうございます。
植物の不思議・・・色々とあるのですね。
初めて出会う言葉にもびっくりするのですが
少しずつ憶えていける喜びもあります。
ありがとうございます。
詳しい中身まで入ってゆく必要のあるときには
避けて通れないように思います。
だから、専門家でも無いのに一つ一つを覚えることは無く
必要になったときには必ず覚える…、そんなスタンスで居ます。
少しずつでも自分のものになってゆくのはやはり楽しいものですね。