HAYASHI-NO-KO

北岳と甲斐駒ヶ岳

ハナミズキ(花水木)「八重」

2019-02-07 | 木本 冬芽・葉痕

こちらは明石公園の「八重」
擬宝珠のような形状のハナミズキの冬芽、花びらに見える総苞が花を包んでいる。
この樹の総苞片は「八重」だから4枚では無く、冬芽も違うのだろう…

そう思うのだけれど、見た目では少し小さいかな、程度。




















(2019.02.05 明石公園)


▲ ハナミズキもヤマボウシも花を包んでいる総苞は内側と外側が対になっている。
冬芽の間は赤紫色、春にはこれが肥大して白や桃色に変化して行く。▼




▲ 花芽の下に葉芽がついている。葉痕は半円型、維管束痕は3つ。▼

 ▲ 「普通の」ハナミズキと冬芽の構造は同じだろう。
膨らんだ部分が花芽に当たるが、芽鱗に包まれている訳では無く総苞片に包まれている。▼



ハナミズキ(花水木) ミズキ科ミズキ属 Cornus florida (=Benthamidia florida)
「アルバプレナ ダブルホワイト 二重咲きで、八重ハナミズキで出回る場合もあります」

と、ホームセンター・コメリの広告。
園芸品種としては、Cornus florida 'Alba Plena'と表記されるのだろう。
(2018.12.25 明石公園)



▲ 花芽の正面、外側が対になっているのがよく見える。この中にもう一対、内側の総苞片が隠れている。▼

▲ 今年の果実が落ちた痕が残っているハナミズキ。ハナミズキの花芽と葉芽 ▼

ハナミズキ(花水木)
 ミズキ科ミズキ属 Cornus florida (=Benthamidia florida)
ヤマボウシ(山法師、山帽子) Cornus kousa (=Benthamidia japonica)
 (2018.12.24 明石西公園)


▲ 果実が残っていた頃。

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ハナミズキの冬芽 ハナミズキ「八重」 ヤマボウシの冬芽



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