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名札はどこかにいってしまっている。
外されたのだろうか…とも思う。
植物園だと許されないかも知れないけれど、
たぶん間違いが指摘されて外されたのだろう。
毎年かなりの花を咲かせるのに、果実はほんの僅か見ただけだ。
おまけに「ダイオウグミ=ビックリグミ」が、今以てわからない。
ナツグミの変種がトウグミ
その園芸種がビックリグミとされているのだけれど、これもよく分からない。
▲ ナツグミの変種がトウグミ、葉表の毛が鱗状か星状で区別…と書かれている。
葉表の毛は、生長課程で脱落してしまう。
もう一つの区別点は、花柄(果柄)、ナツグミはかなり長いと説明されている。▼
葉表に鱗状毛があればナツグミ、星状毛があればトウグミ…、呪文みたいに覚えている。
萼筒、萼片、子房の外面には、赤褐色の方が目立つけれど銀色の鱗状毛。
花柄は長く、そこにも赤褐色の鱗状毛が点々と見える。
▲ 葉表の毛の違いと、もう一つの区別点は、花柄(果柄)ナツグミはかなり長いと説明されている。
このことから、ナツグミ?と思うのだけれど。▼
ナツグミ グミ科グミ属 Elaeagnus multiflora(Elaeagnus multiflora var. oribiculata)
トウグミ Elaeagnus multiflora var. hortensis
ダイオウグミ(大王茱萸) Elaeagnus multiflora var. gigantea
鱗状毛があればナツグミ、星状毛があればトウグミ
ビックリグミ(吃驚茱萸) Elaeagnus multiflora var. hortensis 'Gigantea'
別名ダイオウグミ(大王茱萸)
(2016.04.06 明石公園)
☆
ここにはグミの樹が二本ある。
西側の一本は樹勢も弱っていて一部は枯れかけている。
これが以前、ダイオウグミの名札があったもの。
東側の一本がこの画像のグミで、毎年たわわに花を咲かせている。
二つは同じものには見えないから、今まで同じものとしていたことは大きな間違いになる。
花柄が長く、子房上部の括れもハッキリしているからナツグミ、そう思っているがどうだろう。
(2016.04.17 追記)
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ダイオウグミ
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