HAYASHI-NO-KO

雑草三昧、時々独り言

ガガイモ(蘿藦、蘿芋、鏡芋、芄蘭)

2020-08-01 | 夏 白色系

この場所のガガイモが地面にまで広がっているのは
去年の種髪がしっかりとここで根を下ろし芽生えたと言う事だ。
市営の高層住宅の南、絶えず海風が吹き抜ける場所。
公園との間に緩衝域が造られ公園に植栽されたと同じ松が植林されている。
道路との境にはネズミモチ。
そのネズミモチに蔓を巻き付けて伸びていたガガイモが何年か経ち
地面にまで広がり始めているから早晩刈られるだろうけれど
草地だし、上には伸びていかなければ花は充分に咲くし
今年も海風に吹かれて種髪が存分に飛び交いそうだ。
適度な草刈りは環境問題でクレームが起きないようにとの必要作業だと認識したい。
雑草を撮り歩いていていつも感じるのは、やはり雑草は雑草、草刈りの対象でしか無い。
雑草はその草刈りがある事でまた広がるし、場所があれば種子繁殖もする。


























ガガイモ(蘿藦、蘿芋、鏡芋、芄蘭)

キョウチクトウ(←ガガイモ)科ガガイモ属 Metaplexis japonica
トウワタ、フウセントウワタ、カモメヅルなどと共にキョウチクトウ科に移されている。
(2020.07.30 船上)


▲ 種髪 ▲
種子にある毛束のことを種髪と呼ぶ。
 アカバナ属(アカバナ科)やガガイモ類(キョウチクトウ科)とヤナギ科では植物学的に起源が異なる。
タンポポ・アザミなどの果実の上に出来るものは萼の変形したもので冠毛と呼ぶ。
殊更種髪だ冠毛だなどと書く人も多いけれど、面倒なら両方ともに「綿毛」。
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果実から出て来た種髪 ガガイモの種髪 花の頃 二週間前 ガガイモ テイカカズラ(定家葛)


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