ノジギクにも懐疑的になっている。
イソギク、キイシオギク、シオギクの地域別分布にも懐疑的な意見が多い上に
その交雑種の多様な姿を見て、分類の無意味さを数年前に気付いた。
時には地域を設定しての保護活動に対しても同様のご意見が多いのだけれど
昆虫たちを媒介にしている植物は
確かに自然に任せていても交雑するのが普通の植物。
栽培菊が当たり前に交雑の一翼になっているにも関わらず…だし、
保護と称して移植までして育成していることに対しての辛辣なご意見には
納得すべき点が多い気がしている。
花が咲いた後で刈り取る…と言うご苦労が、純粋種保護に役立っているのかにも疑問が呈され
何を以て自然保護、純粋種の保護なのかがますますわからなくなっている。
とまれ、これは私見だけれどノジギクらしい姿をしている。
白い舌状花は花期の終盤には赤味を帯びる。
手入れされることなくこのような咲き方をしているのがお似合いだ。
去年の茎が枯れ残っている。
ノジギク(野路菊) キク科キク属 Chrysanthemum japonense
(2016.12.01 明石西公園)
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今年のノジギク