春用にロゼット葉は広がっているのだけれど
秋から冬にかけても薺は咲いている。
咲いた花には果実が出来る。
薺の別名はペンペン草。
三味線の撥の形に似た果実が出来るからだと説明されている。
その撥が二つに割れて種子が零れる。
薺は生長するに従って茎は伸び、下から順に咲き上がっているように見える。
果実は「三味線の撥」の喩え通りに三角形。
完熟前でも光を翳すと種子が見えるようになる。
完熟すれば伸びた花柄の両側の果殻が左右に割れる。
完熟前でも、重なり合って育つ場所では風に吹かれて果殻は二つに割れる。
種子は左右に二列ずつ収まっている。
果殻が残ったままだったり、種子が残ったままのものも…。
ナズナ(薺) アブラナ科ナズナ属 Capsella bursa-pastoris
(2017.02.03 北王子町)
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冬のナズナ ロゼット葉 春のナズナ
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