幾つかの萩が咲きはじめている。
萩を取り巻いては幾つかの説が流布している。
ただ「萩」は総称であり、ハギと言う名前の萩が存在しない以上、名付けて区別したい。
それでも面倒になる事が多いから、総称としての「萩」で済ませるのがよいのだろうか。
▲ 葉柄は短かく、花序枝が長く葉の外に突き出ている。
▲ 翼弁より竜骨弁が長い。
▲ 葉は丸葉だが葉序は短いのでヤマハギ、マルバハギと、花序枝が長い点でマルバハギと区別出来る。
▲ 上の画像と下の画像は別株だが、株全体は枝垂れている。▼
▲ 花付きは上の一群とは違うけれど、葉柄は短く花序枝が長い特徴は同じ。
▲ 枝が伸びた先端、花序枝は短いように見えるがこれから伸びるのだろう。
ミヤギノハギ(宮城野萩)マメ科ハギ属 Lespedeza thunbergii
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▲ 株全体が枝垂れているのでこれも「ミヤギノハギ」と思える。
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▲ 面倒だけれど、上の薄桃色と同じ場所で咲いている。
シラハギ(シロバナハギ)
白花品種は「シラハギ」と表記されている。
以前はミヤギノハギの変種(Lespedeza thunbergii var. albiflora)或いは
改良種Lespedeza thunbergii 'Albiflora'(=Lespedeza japonica 'Albiflora')としていたが
ミヤギノハギをニシキハギの同属(品種)とする説と、別種とする説もあり統一されていない為に
「白い萩」についての学名表記は素人には無理だと判断した。
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▲ 花序枝は葉の長さ程度、葉は丸くない。
チョウセンハギ(朝鮮萩)マメ科ハギ属 Lespedeza maximowiczii
(2017.09.02 須磨離宮公園)
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ヤマハギ Lespedeza bicolor var. bicolor
ツクシハギ Lespedeza homoloba 翼弁が濃赤紫色、他は薄桃。花序は長い。
マルバハギ Lespedeza cyrtobotrya 葉は丸い。花柄が短く葉に埋もれるように咲く。
ビッチュウヤマハギ Lespedeza japonica var. japonica f. angustifolia ヤマハギよりも葉先が尖る。
ニシキハギ Lespedeza thunbergii subsp. thunbergii 'Nipponica' 雑種起源
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ミヤギノハギ ヤマハギ「江戸絞り」 キハギ 二年前の果実
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