HAYASHI-NO-KO

雑草三昧、時々独り言

ハギの幾つか

2017-09-06 | 夏 赤・桃色系

幾つかの萩が咲きはじめている。
萩を取り巻いては幾つかの説が流布している。
ただ「萩」は総称であり、ハギと言う名前の萩が存在しない以上、名付けて区別したい。
それでも面倒になる事が多いから、総称としての「萩」で済ませるのがよいのだろうか。


▲ 葉柄は短かく、花序枝が長く葉の外に突き出ている。



▲ 翼弁より竜骨弁が長い。

▲ 葉は丸葉だが葉序は短いのでヤマハギ、マルバハギと、花序枝が長い点でマルバハギと区別出来る。





▲ 上の画像と下の画像は別株だが、株全体は枝垂れている。▼



▲ 花付きは上の一群とは違うけれど、葉柄は短く花序枝が長い特徴は同じ。

▲ 枝が伸びた先端、花序枝は短いように見えるがこれから伸びるのだろう。
ミヤギノハギ(宮城野萩)マメ科ハギ属 Lespedeza thunbergii


▲ 株全体が枝垂れているのでこれも「ミヤギノハギ」と思える。













▲ 面倒だけれど、上の薄桃色と同じ場所で咲いている。







シラハギ(シロバナハギ)
白花品種は「シラハギ」と表記されている。
以前はミヤギノハギの変種(Lespedeza thunbergii var. albiflora)或いは
改良種Lespedeza thunbergii 'Albiflora'(=Lespedeza japonica 'Albiflora')としていたが
ミヤギノハギをニシキハギの同属(品種)とする説と、別種とする説もあり統一されていない為に
「白い萩」についての学名表記は素人には無理だと判断した。




▲ 花序枝は葉の長さ程度、葉は丸くない。

チョウセンハギ(朝鮮萩)マメ科ハギ属 Lespedeza maximowiczii
(2017.09.02 須磨離宮公園)

ヤマハギ Lespedeza bicolor var. bicolor
ツクシハギ Lespedeza homoloba 翼弁が濃赤紫色、他は薄桃。花序は長い。

マルバハギ Lespedeza cyrtobotrya 葉は丸い。花柄が短く葉に埋もれるように咲く。     
ビッチュウヤマハギ Lespedeza japonica var. japonica f. angustifolia ヤマハギよりも葉先が尖る。
ニシキハギ Lespedeza thunbergii subsp. thunbergii 'Nipponica' 雑種起源
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ミヤギノハギ ヤマハギ「江戸絞り」 キハギ 二年前の果実


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