iPhoneが絶好調の米アップルが、11年第4四半期(10―12月)および通期の世界の携帯電話市場でシェア3位につけた。
10月にリリースした新モデル「4S」が大ヒットし、第4四半期は過去最高となる3700万台を出荷。韓国のLGエレクトロニクスや中国のZTEを抜いて、前期の5位から躍進した。
●5位から躍進
米IDCによると、フィーチャーフォン(従来型)、スマートフォンを含めた携帯電話の第4四半期世界出荷数は、前年同期比6.1%増の4億2740万台。
フィーチャーフォン需要の減少で前期に比べると伸びは鈍化したが、IDCの予想4.4%は上回った。
メーカー別では、フィンランドのノキアが1135万台で首位(シェア26.6%)。2位は韓国サムスン電子の9760万台(同22.8%)で、3位がアップルの3700万台(同8.7%)。
4位はLGエレクトロニクスの1770万台(同4.1%)で、5位がZTEの1710万台(同4.0%)の順。
通期の出荷台数は、前年比11.1%増の15億4600万台。メーカーの順位は第4四半期と同じで、アップルの出荷数は9320万台、シェア6.0%を獲得した。
【記事引用】 「電波新聞/2012年2月7日(火)/2面」