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世界の携帯電話機販売、09年1-3月期15%減 新興国販売急ブレーキ

2009-05-05 | 市場動向/世界



 世界市場で、携帯電話機の販売が急速に落ち込んでいる。

 米調査会社IDCによると、2009年1-3月の世界の携帯電話機販売台数(出荷ベース)は、前年同期比15.8%減と大幅なマイナスを記録した。

 世界的な金融・経済危機の影響から先進国での落ち込みが激しく、市場拡大が続いていた新興国などでも販売に急ブレーキがかかった。


●減少幅過去最大

 携帯電話機の世界販売台数は、1-3月合計で約2億4500万台となった。昨年10-12月期の12.6%減に続く2期連続のマイナスで、減少幅はIDCが正式に調査を始めた04年以降で最大。

 08年前半までは、中国やインドなど新興国の需要に支えられて15%前後の伸びを維持していたが、昨年半ば以降は減少に転じている。

 世界の大手5社は、いずれも台数を減らした。首位のノキアは4割近い市場シェアを維持したものの、台数は19.3%の減少だった。

 韓国勢も販売不振に見舞われたが、ウォン安でサムスン電子は0.9%減、LG電子は7.4%減に留まった。今後の市場動向について、ノキアなどは09年通期で10%程度の減少を見込んでいる。





【記事引用】 「日本経済新聞/2009年5月5日(火)/5面


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