KDDI(au)は3日、夏モデルから端末の割賦販売を開始すると発表した。
ソフトバンクモバイル、NTTドコモが割賦に移行する中、販売奨励金をつぎ込んだ「ゼロ円携帯」で新規契約を獲得してきたが、販売政策を大きく転換する。
ソフトバンクを意識した低価格路線の新料金プラン「シンプル980」も導入。大手3社の割賦が出そろい、携帯ユーザーも比較検討がしやすくなりそう。
●月額基本料980円も
auが10日に開始する割賦は、12回払いか、24回払い。
現行機種「W61S」と夏モデル以降の機種が対象で、奨励金なしの料金体系「シンプルコース」の料金プランに加入することが条件となる。
夏モデルの最上位機種を24回払いで購入する場合、毎月の支払額は2000円台前半になる見通し。
割賦の導入に合わせてシンプルコースも刷新する。
2年間の契鈎を条件に、月額基本料を980円に下げて、1050円分の無料通話を付ける「シンプル980」を主力プランとして打ち出す。
ソフトバンクの「ホワイトプラン」と同額の月額基本料で、割安感をアピールする狙い。
【記事引用】 「日経産業新聞/2008年6月4日(水)/3面」